2008年8月20日(水) 上田市立北小学校「ことばの教室」案内
「ことばの教室」は ☆通級指導教室です☆
「ことばの教室」というのは、通称で、実は「言語障害通級指導教室」といういかめしい名前を持っています。「ことば」や「ことばの発達」になんらかの心配のある子ども達が通う教室です。
「通級」という通り、週1~3回「ことばの教室」に来て学習します。生活のほとんどは、自分のクラスで行い、通級の時間も欠席にはなりません。
「北小ことばの教室」の場合、北小を含め、上小地区の川東全域の学校から通ってきています。
☆どんな子どもが通ってるの?☆
発音がおかしい(構音障害)
・「サカナ」が「タカナ」などの音の置き換えがある。
・ある音が歪んだり、不明瞭になったりする。
・発音が悪い。
発音の誤りが、二次的な問題をおこす前に改善する指導が必要です。
よく聞こえていない(難聴)
・呼んでも振り向かないなど、何らかの問題で耳の聞こえが悪い。
・聞くときにどちらかの耳を傾ける。
聞こえの問題が、言語発達の遅れや発音不明瞭の原因になる 場合があります。
ことばが遅れている (言語発達遅滞)
・ことばの数が少なかったり、ことばがつながらなかったりする
言語発達の問題が、知的発達の問題を引きおこさないように、理解力、表現力を伸ばす指導が必要です。
どもることがある(吃音)
・話すとき、つっかえたり同じ音やことばを繰り返したりする。
話しにくさが、二次的な問題をおこさないように、軽減改善が必要です。
「聞きたい、話したい、伝えたい」こんな気持ちをはぐくむことが、ことばの指導の基本です。和やかな雰囲気の中、発音や会話の練習、ことばの発達をうながす遊びなど、一人ひとりにあわせた指導をします。
全国の親の会、県の親の会、そして各校の親の会の活動があります。学習会や相談会の企画、毎年夏にはキャンプにも出かけます。よい出会いの機会になっています。
「ことばの教室」には、もう一つ大事な役割があります。それが「教育相談」。ことばに限らず、子どもを育てる上でいろんな心配や悩みがあります。もちろん、私たちだけで、その悩みを解決に導くことは出来ません。「ことばの教室」が持つ様々なネットワークからチームをコーディネートし相談を繰り返していきます。
上田市の「ことばの教室」は北小学校と南小学校に設置されています。お子さんのことばや行動、子育ての上での不安や心配なことがありましたら、市町村教育委員会を通して、上田市教育委員会にご相談下さい。
「ことばの教室」へご連絡いただければ。詳細な手続きについて説明いたします。
上田市教育委員会 学校教育課 (0268)22-4100
上田市立北小学校 「ことばの教室」 (0268)23-1621