2013年4月 4日(木) 着任の御挨拶
四月一日に、川辺小学校長として辞令を拝命し着任しました。どうぞよろしくお願いします。
川辺小学校は、今年度で140年を迎える伝統のある学校です。児童の皆さんと共に学校生活を送れることをとてもうれしく思っています。
保護者や地域の皆さんに、温かく見守られている川辺小学校を、641名の児童と50名の先生がたが一緒になって、さらによい学校になるように努力していきたいと思います。
先生はこの三月まで、長野盲学校という学校で働いていました。幼稚園や保育園のお子さんから、小学生、中学生、高校生、大人の方で六十歳の方も学んでいる学校でした。
そんな盲学校の3年間で先生は「同側同位」という言葉を教えていただきました。「どうそく どうい」と読みます。
相手の方と同じ側に立ち、同じ方向を向いて、という意味です。
この言葉は、目の見えない、視覚障害のある方と歩くときの立ち方を示しています。しかし、それだけでなく、私たちの心構えを示しているのです。
先生は、児童のみなさん誰もが夢や希望を持てるようになってほしいと願っています。
そして、皆さんと同じ立場に立ち、同じ方向を向いて、夢や希望に向かって共に歩みたいと思っています。
先生は、川辺小学校で、皆さんと共に勉強する中で、新しい、心に残る、いいなと思う言葉を見つけたいと思います。
皆さんと共に、よい川辺小学校になるように頑張ります。どうかよろしくお願いします。
始業式の挨拶から
平成25年度の1学期が始まります。
学校が始まるのが待ち遠しかったですか。
新しい先生、新しいお友達と今日からスタートです。
みなさんは、砂時計を知っていますか。
砂時計では、上の壺から、下の壺に向かって、このように、砂が落ちていきますね。
下の壺にたまった砂は、一日一日、みなさんが生活した足跡です。
楽しかったこと、苦しかったこと、面白かったこと、いろいろなことが、出来事が、みんな下の壷にたまっていきます。思い出になります。
さて、上から落ちてくる砂には何があるでしょうか。
上の砂には、楽しいことなのか、苦しいことなのか、面白いことなのか、悲しいことなのか、まだ、どんな味も、色もついていないのです。
これから、一日一日、みなさんが取り組むことで、いろいろな味や色をつけることができるのです。
今年1年、頑張ることは、つぎの3つです。
1番目は『かんがえよう』
2番目は『つなげよう』
3番目は『きたえよう』です。
この三つは、これからの1年間の大事な合い言葉です。
みんなで声に出して言ってみましょう。
『かんがえよう』『つなげよう』『きたえよう』
さあ、みんなが今日から、かんがえ、つなげ、きたえたことが、この砂時計の下の壺にたまっていきます。
みなさんは、一人一人、自分だけの砂時計を持っているのです。
そして、1年頑張ったことが、しっかりとたまっていって、たくましく、かしこい子どもに育っていくことができると先生は信じています。
クラスにかえったら、今日家に帰ったら、先生やお友達、お家の人と、自分の一学期の目標や、一年の目標を考えて、書いてみましょう。そして、みんなに発表してみましょう。
以上で、1学期の始業式のお話とします。