2008年3月26日(水) 東塩田小学校校旗について

現在の校旗は、平成15年12月頃に作製の話を持ち上げていただき、15年度と16年度のPTA三役のみなさんが中心となられてお話を進めていただきました。平成16年度の入学式には間に合い、この年の新入生は、新しい校旗のもとに小学校生活をはじめることができました。保護者のみなさんにはこの年の総会の際にお披露目ができました。

校旗の歴史をさかのぼると、昭和28年から58年まで東塩田小学校の給食と保健について、たいへんご尽力いただいた永井瑞枝先生に行き当たります。永井先生は退職の際、「子どもたちに先生や仲間のいる場所がすぐに分かるように」との思いをこめて退職記念に校旗をふたふり、ご寄付くださいました。このとき、永井先生と当時の先生方、関係者のみなさんがご相談の上、校章の形を決められ、その後、永井先生から染物屋さんに校旗をご発注していただいたということです。また、同時にご主人の永井幸一先生(昭和26年から30年、東塩田にご在職)から、登山用の旗もご寄付いただきました。

現在の新校旗の作製にあたり、永井先生ご寄付の校旗から寸法を取ろうと試みたところ、メーカーからは、染物の旗からは寸法を取ることができない、との回答があったそうです。そこで、現在正面玄関の上にあるブロンズの校章の元になった木型が旗製作メーカーに持ち込まれました。この木型は、平成元年度の石和一夫校長先生が卒業記念としてつくられた木型です。この木型からアルミ鋳造によって、校章が作製されました。

このようにして出来上がった校章はしっかりと落ち着いた旗に仕上がりました。作製費用についてはメーカーにたいへん便宜をはかっていただきました。東塩田連合会自治会会長のみなさん、東塩田小学校PTA歴代三役会(安曽岡会)のみなさん、ならびに学校職員のみなさんやPTAのみなさんからの補助から新校旗が完成されました。

校旗の基礎となった旗を寄付された永井瑞枝先生。木型を作っていただいた石和先生。子どもたちを見守る地域のみなさんや保護者のみなさん。あらためて、多くのみなさんのご協力に感謝を申し上げます。ありがとうございました。現在の新校旗については、校長先生が毎日目にされることのできる位置に置かれています。また、これまでに寄付された旗は大事に箱に保管されています。木型も額に入れられ展示されています。 (文 元PTA会長 石合様)

校旗 写真 HP 2.JPG