2019年7月25日(木) 「夏休みにしかできない経験を」1学期終業式での水出校長の話
いよいよ明日から「夏休み」になります。
今日は、私が小学生の時の「夏休みのこと」を話そうと思います。
私も、小学生の頃は、毎朝ラジオ体操に参加していました。
そんなある日、ラジオ体操が終わったあと、友だちと山へカブトムシを捕りに行くことになりました。
私の住んでいる長和町は山に囲まれた小さな町のため、山がとても近いのです。
いつもは、ラジオ体操が終わるとすぐ家に帰り、
朝ご飯になるまで、テレビや漫画を見ていたのですが、
この日は、友だちと2人で、カブトムシをとりに山の中へと入りました。
その途中で、とっても驚いたことがありました。
それは、ヘビがカエルを飲み込もうとしているところを見てしまったのです。
友だちと「カエルを助けようか。でも蛇もお腹がすいているだろうし・・」と話しているうちに、
カエルの体の8割くらいが蛇に飲み込まれてしまいました。
「もう助けるのは無理だね。やっぱり自然の中で起きていることだから、このままにしておこう」と友だちが言って、
また2人でカブトムシがとれる場所まで山道を歩き始めました。
その日は、カブトムシがたくさん取れて、すごく嬉しかったです。
でも、8時過ぎに家に帰った私はお母さんからとっても叱られました。
危険なことや家の人との約束を破ることはいけませんが、
長い夏休みなので、こういう時にしかできないことを1つでも経験してほしいと思います。
何十年経ってからでも覚えていて、皆に話せるような 楽しかったという経験ができることを願っています。