2021年1月 8日(金) 非違行為防止に関わる研修について
12月5日に、上田市の学校に勤務する職員が建造物侵入で警察に逮捕されるという、あってはならない事件が起こってしまいました。教職員としてこの事実をしっかりと受け止めなければなりません。「子どもを守る」ことの重さを痛感しています。
長小学校では、12月23日(水)に、非違行為防止研修を実施しました。今回の研修では、お互いに心の通い合った信頼し合える職員集団となることを主眼としました。そのために、まず自分の心の内側にある、なかなか人には言いづらい様な経験を同僚の前で出し合うことをねらいとして研修を行いました。
悩み事を抱え込むことなく、互いに支え合える職場の雰囲気づくりを大切にしていくこと。このことが、職員一人一人の明るい表情となり、教室にいる子どもたちに届くことを願っています。
研修の最後に
長小学校の良さは
「明るい挨拶ができる子ども達がいること」
「前向きに協同できる職場であること」
このことをもう一度自覚し大切にすることから始めることを誓い合いました。
<< 研修の概要 >>
1 非違行為と処分(資料)読み合わせ
・公教育に関わる職員として任命された者として、非違行為を行った場合の懲戒処分についてあらためてその内容を明確にすることにより、非違行為の防止に努め、児童生徒や保護者の皆様、地域の皆様の教育に対する信頼を確保することを目的としました。
・読み合わせ資料には標準処分例として、以下の6項目に関して具体例が示されている。
1 一般服務に関する非違行為
2 児童性に対する非違行為
3 公金等取扱いに関する非違行為
4 交通事故・交通法規違反行為
5 公務外に関する非違行為
6 管理監督責任
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今回の研修では、ここに示されている具体例ではない行為についても、懲戒処分の対象となり得るものについて、自分事として普段の言動について見つめ直すことを大切にしました。
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2 グループ討議
・今まで自分が「ヒヤリ」とした経験を出し合い、その中で、自bンが気を付けようと取り組んできたことを発表する。
・なぜそのような「ヒヤリ」としたことがおきてしまったのか考える。
・これから「ヒヤリ」としたことが起きないために、また、非違行為防止のために、どんなことを心掛けていくか考える。
3 各グループからの意見発表
・一人一人が気を付けていくこと、全職員で大切にしていくことを共有する。
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グループ討議では、4~5人の3グールに分かれて行いました。
ヒヤリとしたこととして、「子どもへの言葉遣い」「女子への対応(男性職員)」「運転中のあせりであわや事故」「個人情報の書かれた書類の置忘れ」など、いつ非違行為につながるか、わからないような経験が出されました。
その後の全体会で、それぞれの討議の内容を共有し、全職員で非違行為の及ぼす影響を確認。自分事として今回の事件を見つめ、非違行為を防止する決意を新たにしました。
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