2024年10月 7日(月) 6年生 やまなし
宮沢賢治の「やまなし」を学習しました。初めて読んだときは「何を言おうとしているのかよくわからない。」という感想がほとんどでした。造語も含めて、賢治独特の表現が不思議な感覚をもたらすのかもしれません。「イーハトーヴの夢」で賢治のおおよその生き方・考え方を知り、「やまなし」で「五月」と「十二月」を対比させながら学習しました。学習のまとめでは、「やまなしは命を与える存在。」「やまなしは"希望"。」「賢治が大切にしていた"優しさ"につながる。」だから題名を「やまなし」としたのではないか、という意見や、「賢治は人々に希望を持ってもらいたいという思いをこめて、この物語を書いたのでは。」「この話では、かにたちにも"怖い""楽しい"などの感情がある。小さな生き物の生活に目を向ける優しさを感じた。」などの感想が見られました。友達の意見を聞くことで、自分の考えがはっきりしたり、浮かばなかった考えが浮かんだりした子どもたち。しっかり思考を働かせました!