2024年11月22日(金) 3年生 工場見学 貴重な経験をさせてもらいました
暮らしには欠かせない工場で作られる製品たち。3年生ではそんな工場と地域との結びつきも含め、製品がどのように作られていくかを学んでいます。この浦里小学校の近く、岡地区にはちょっと昔まで大きな工場がありました。今も入り口付近にはその名残があります。全国的にも舞台衣装やバレエのトウシューズなどの製造で有名なチャコットさんの工場です。チャコットさんの直営工場は、全国広いですが、今もこの川西地区にしかありません。どうして、この川西地区に直営工場をつくったのでしょうか?それはこの地区が創業者の方が戦争の時代に疎開で来ていたということで馴染みがあることと、雨があまりふらず乾燥しやすい気候がトウシューズを作るのに適していたからだそうです。自分たちの一番身近なところにこんな工場があったということを知るきっかけとなったようです。
工場の中では、布を切ったり、針が残っていないかの検品をするのに大きな機械はありますが、縫ったり、靴を作ったりするのは手作業で行われていました。手作業ですが、ミシンを扱う人たちのスピードは、子どもたちからも「おぉ~~、速い!!」と歓声が上がるほどの速さでした。プロの技を間近で見せていただいた感じです。この日は、信州ブレイブウォリアーズのチア衣装や、パレードの衣装などが作られていました。靴も工程ごとに流れ作業でどんどん縫われていきます。平らであった布が職人さんたちの手で、どんどん靴の形に変化していく様は、魔法のようでした。
最後に子どもたちの質問にもたくさん答えていただき、働いている人たちの「お客さんに喜んでもらいたい」と真心を込めて製品を作られている気持ちや、一つの製品が、舞台に出る人、見る人と、どんどん喜びを広げていくということ、そしてチャコットさんがそのバックアップをされているということを教えていただきました。喜びが広がっていくお手伝いのできる仕事だなんて素敵ですね。