2023年9月 1日(金) 大きなつぶやき70 いざという時に必要な力...

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【避難訓練講評より一部抜粋して掲載(前略)......

今日は地震に対しての避難訓練でした。教頭先生の放送があったときに

「静かに机の下にもぐれたでしょうか」「なぜそういうことをするんでしょうか?・・」

「落ちてくるものから頭や体を守るため」ですよね。自分の命を守るための行動です。

地震なので、すぐに動くことは危ないことです。どこに逃げていけばよいかわかりません。

動きが収まるのを待ったり,どんな状況なのか把握したりしながら,この広い校庭に避難してきました。

「いざ」というときのために今日みんなが静かに落ち着いて避難できたように、

慌てないで行動することを大切にしていきましょう。

自分の命を守るという気持ちは、普段皆さんが学校へ来たり

遊びに行ったりするときの交通安全でも同じことです。

日頃から皆さんもいつも頭の中、心の中に置いて行動しましょう。

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昼の校内放送での校長の大きなつぶやき】より

「避難訓練」は100%のできを目指さなくてはいけません。なぜだかわかりますか?

それは命に関わることだからです。99%ではいけないのです。

「万が一」という言葉は、「ひょっとして」「もしや」という意味ですが、

もともとは「1万回のうち1回あるかないか」ということなので、

万が一の災害に備える避難訓練という命を守るための訓練や行動は、

100%どころか、もっともっと10000%を目指さないといけないことになります。

皆さんに学習問題3つと宿題2つを出します。

まずは学習問題です。先生や友達と考えてみましょう。

「次のような状況で地震が起こったらあなたはまずどうするか」

「①図書館にいて、本棚が倒れたり、本が飛び出してきたらどうしますか?」

「②家庭科の調理実習中で、鍋を火にかけていたり、理科で火を使った実験中だったらどうしますか?」

「③体育館にいてガラスが落ちてきたり、校庭にいて地面が割れたりしたら、どこに集まりますか?」

次に宿題です。お家の人と話し合ってみましょう。

「次のような状況で地震が起こったらあなたはまずどうしますか?」

「①一人で留守番をしているときに地震が起きたら、どうしたらいいですか?」

「②学校への行き帰りの途中だったら、どうしますか?」

以上、クラスのみんなと考える学習問題3つとお家の人と話し合う宿題2つでした。

地震や火事は、いつ、どこで起こるかわかりません。休み時間や登下校中、家に居るときなど。

つまりいつも先生がそばにいて教えてくれたり、指示を出してくれるわけではないのです。

また、今日通った道が安全であるとは限りません。

その時、大切なことは『自分で考えて、どっちへ行ったらいいか、逃げる道や方法を決めること』です。

ただし、そういう時、人はあわててしまってなかなか正しい判断や行動ができません。

どうしたらいいでしょうか。それは普段の授業を大切にすることです。

『あなたはどう思う、どっちだと思う、どう考える?』そういう時に、

すぐ『わからない』というのではなく、考えようとすることです。

普段やっていないことはいざという時絶対にできません。

ぜひ、毎日の授業や学校生活で、自分の考える力や決める力を鍛えてください。

いざという時に適切な判断をし、行動できる子どもになってほしいと思います。