2023年10月30日(月) つぶやき110 教育実習生/算数[面積]で研究授業実施

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 本日の3時間目に、教育実習生の研究授業の授業がありました。算数の「面積」の授業でした。

なぜ算数かというと、3年次の今年度は小学校全般を本校で教育実習をしていますが、

4年次の来年度は、中学校の数学の授業を中心に第一中学校で教育実習をする予定になっているとのこと。

つまり、「算数・数学」の教師を目指している、専門を「算数・数学」にしたいと思っているからです。

指導案も「単元名」「単元設定の理由」「単元の目標」「単元の評価規準」「指導と評価の計画」「本時案」

とほぼフル指導案の様式にあわせてつくってあり、その力に感服しました。

事前に「板書計画」「模擬授業」等も指導教官の先生としっかりと練り、この日に臨んでいることを聞き、

「素晴らしい」なあと感じました。教育実習生の意気込みを感じました。

本時の場面は「L字型の図形の面積の求め方を考える」場面でした。

補助線をどこに引くかで求積方法がいく通りも出てくる問題で、答えを求めることより、

いろいろな求め方を考え合うという、まさに子どもたちの「思考・判断・表現」の力を伸ばしていく

ことが大切になっていきます。多様な考えをどのように出し合い、自分の考えとの相違点を比較して

友だちの考えのよさに気づいたり、その求め方を言語化して説明したりするとてもおもしろい場面です。

この日の授業は、他の授業同様、とても丁寧で、そして、板書も構造的でしたし、電子黒板を使って

デジタル教科書のコンテンツを有効に活用して、視覚的にもイメージ化を図るなど工夫点がたくさん。

また、机間指導では、子どもたちに助言をするだけでなく、その子の考えを「白座席表」に書き込み、

次の展開の指名計画にもつなげていました。挙手している子を中心に指名していると、

ついついその子たちだけの考えやペースで授業が進んでしまいがちですが、

座席表をもとにして、いろいろな子の考えを引き出そうとしていた点は見事でした。更に時間ぴったりに

授業内容が終わるというタイムマネジメントも実習生とは思えないくらいできていました。

1か月に及ぶ教育実習の成果を感じました。2年後には同じ「先生」という仲間になります。(きっと)

ここまで培ってきたものを発揮して頑張ってほしいです。