2023年11月 1日(水) つぶやき「相手のおもいを聴く子どもの育成を願って」
【校長の大きなつぶやき112 「相手のおもいを聴く子どもの育成を願って」】
11月1日(水)の午後、第一中学校ブロック教職員人権同和教育研修会が本校で行われました。
1年生から6年生まで全学年1学級ずつ6学級と集中日本語指導教室「虹のかけはし」の全7学級の
人権同和教育の授業を公開し、第一中学校ブロックより参集した幼・保・小・中・養・高の
先生方に参観していただきました。(4年ぶり参集制限のない開催)
公開授業後には、授業者との懇談の時間、そして,助言者からのご指導・ご助言の時間となりました。
【1学年:「節度・節制・他者理解」】 【2学年:「国際理解・他者理解」】
【3学年:「他者理解・視覚障がい」】 【4学年:「他者理解」】
【5学年:「他者理解・協力」】 【6学年:「同和問題・他者理解」】
【高学年の部:助言者のご指導】 【低学年の部:助言者のご指導】
本校の【人権教育研究部会の研究テーマ】
「個が尊重され,互いに思い合う関係づくり~相手のおもいを聴く子どもの育成~」
本校児童の特徴として,授業の中で自分の考えを言うだけで友の考えを聴こうとしなかったり,
相手の考えを受け入れられず,相手を論破しようとしたりしてしまう姿が授業の中でたびたび見られる。
今年度の研究推進でも「相手の気持ち・主張を上手に受け入れられない」という課題が挙げられている。
そこで,東小学校の教職員として,「『人権尊重の視点に立った学校づくり』を基盤に人権が尊重される
学習活動づくり・人間関係づくり・環境づくりを」(「学校教育目標の具現化に向けて」より)を
共通の考えとし,グランドデザインの具体目標である「一人一人のよさを認め 助け合える子ども(共生)」
の部分に焦点を絞り,「あ~そういう考え方もあるのか」
「ということは,こうも考えることができるのではないか」と,
相手の考えを大切に「聴く」姿を育てていくことで,
他者理解の視点を育んでいくことを願ってテーマを設定した。
直接的指導が重要であることは明白であるが,本校では直接的指導の土台となる
間接的指導や日常指導の充実を図ることで直接的指導が生きてくると考えている。
そのため,間接的指導では,日々の授業においても教科のめあてとともに,
人権的な視点をもちながら授業実践に臨むよう職員間で共通認識を行っている。