2024年1月25日(木) つぶやき「ハローキティ―ちゃんに口がないひみつ」

「ハローキティ―ちゃんに口がないひみつ...?」

【校長の大きなつぶやき158  「第3回来入児保護者説明会あいさつ」より

P1160418.jpg P1160421.jpg

本日、体育館にて第3回来入児保護者説明会がありました。

そこでの学校長からの挨拶の一部だけ抜粋して掲載します。

【前略】......本校も今月11日に3学期の始業式を迎え、2学期の半分しかない3学期は、

「別れ」を自覚し、新しい「出発」をする「準備」の学期であるという話をしました。

いよいよお子様の入学まで2か月あまりとなり、

皆様方にとっても入学に向けての「準備」の時期になりました。

さて、世界的に有名なキャラクターである「ハローキティー」の

【キティーちゃんに口がない(描かれていない)】訳をご存じですか?

実は、サンリオの説明によると「ハローキティに口がないのは、【口がない】のではなく、

見ている人と感情を共有できるようにあえて【描かない】のである」とのことです。

つまり、見る人によっていろいろと見えてよいそうです。笑顔に捉えてもよいし、

怒っているようにも、悲しんでいるようにも、自分を励ましているように見えてもよい。

つまり、口を描いてしまうと、表情が読み取れてしまったり、

口から感情が分かってしまったりするということになります。

コロナ禍の3年間に感染予防のため、

マスク着用の学校生活が当たり前となってしまいました。

マスクが顔の大半を覆い、目しか見えないため、表情も反応も変わらずに、

戸惑うことも多い日々が続きました。昨年の5月に感染症分類が5類へ移行されてから、

マスク着用は個人の判断となりましたが、まだまだ着用している子が多いのが現状です。

......【中略】......撮影のため子どもたちがマスクを外したわけですが、

自分の顔を手で覆い隠そうとするということやなかなか外せないということが結構あり、

全員が顔をカメラに向ける瞬間が整わなかったということでありました。

このことは、「子どもが心にもマスクをし、閉ざそうとしている」のではないかと、

心配であり、何とか解消できればと願っているところであります。

我々教職員一同、マスクを外した子どもたちの笑顔だけでなく、

マスク越しの子どもたちの笑顔というものを信じて、または強く願って、

丁寧に対話したり、寄り添って活動したりして、

子どもたちの表情や反応を注意深く見つめ、見守っていきたいと思っております。

......【後略】......