2024年2月 1日(木) つぶやき「節分」と「立春」~「春よ来い!」~

 【校長の大きなつぶやき163  「節分」と「立春」

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1月(睦月)も終わり、今日から2月(如月)が始まりました。

そして、2月3日(土)は「節分」。

人それぞれの心の中には、追い払いたい「鬼」はたくさんあるのが現実です。

節分の日は、多くの家で、炒った豆(または落花生)を「福は内、鬼は外」と

呼びながらまかれるといった光景が見られるかと思います。

この行事は、古くから「鬼やらい」といって、

もとは12月の「大晦日」に病気の鬼を追い払うとか、

けがれや災いを除くために行ったものだそうです。

それがいつの間にか、「立春」の前の日の「節分」にするようになったのです。

「節分」というのも、もともとは「立春」の前の日ばかりだけではなく、

「立夏」という夏になる前の日、「立秋」という秋になる前の日、

「立冬」という冬になる前の日と、一年中に4回あったのですが、

そのうち春だけ残ったのです。それは、ちょうど古い暦では、

「立春」がお正月の近くにあたっていたからでしょう。

春の初めには神様がやってきて、幸せをあたえてくれるという信仰は古くからありました。

そのため、家に神様を迎えて、お祭りをするためにお清めをし、おはらいをしたのです。

そのことが一緒になって、だんだん鬼を払って、福を迎えるという行事になったのです。

なかには、「家の入口や窓に焼いた鰯の頭と臭いの高い花を咲かせる柊の

小枝をさして、悪い鬼が入るのを防ぐ」というようなことをするところもあります。

「虫の口焼き」といって、

「強い臭いの出る木を焼いて、害虫やへびを防ぐ」

呪いにする地方もあります。

豆まきをした次の日、つまり2月4日は、「立春」です。

暦の上では、この日から「春」になるのです。

今年は1月1日の能登半島地震から始まったため、

被災地の方々に思いを寄せながら、心も何となく晴れない重苦しい日が続いています。

市内は雪の日が少ない冬が続いていますが、何とも「春」の訪れが待ち遠しいものです。

気候的にも、気持ち的にも厳しい「冬」を乗り越え、

心から開放される「春」が来てほしいと願うばかりです。

(「春」は「春」で花粉症もあって大変なのですが...)

「春よ 来い」「早く 来い」......

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写真は昨日に続き、東小学校に訪問してくれた

「バリューブックス」さんの「ブックバス」による

「ブックギフト」の取組の様子です。

2日間にわたり、本校に訪問していただき、ありがとうございました。