2024年2月22日(木) つぶやき 自分の学校のことを更に知る『東小の校歌』2
【校長の大きなつぶやき176 「自分の学校のことを更に知る『東小の校歌』2」 】
つぶやいている内容が長くなってしまったので、2回に分けて掲載しています。
東小学校の校歌のヒミツ②「ふるさとの馴染みのある自然」「子どもたちへの願い」
2番目に注目してもらいたいのが、出だしの歌詞の内容についてです。
1番・2番・3番とも、出だしの2行は、「ふるさとの自然の美しさ、素晴らしさ」
を歌っています。1番は「太郎山」、2番「千曲川」、3番は「染谷台」です。
校歌にはこのように子どもの頃から慣れ親しんだ地域の自然が詠まれることが多いのですが、
東信地方の小学校・中学校・高校の「校歌に登場する山々」のランキングによると
1位:浅間山 2位:烏帽子岳 3位:八ヶ岳 4位:蓼科山 5位:太郎山 だそうです。
上小地方の学校は「太郎山」より「烏帽子岳」が多いですね。(長野県歴史館調べによる)
ちなみに、1番の出だしは「朝風 清き 教室の まどべに 近き 太郎山」
(北校舎の2年から6年の教室の北側の窓からは「太郎山」が見えます。
一方、「烏帽子岳」は校庭に出ないと見えません。)
2番の出だしは「夕焼け 雲を うつしては 流れも 匂う 千曲川」
(長野県の東信地方・北信地方の小学校・中学校・高校の校歌の中で
一番多く登場する川はもちろん「千曲川」です。)
3番の出だしは「四季おりおりの 楽しみは のぼりつ おりつ 染谷台」です。
(「染屋」は神川右岸第一段丘の西方にありますが、
この段丘を「染屋台地」、「染谷丘台地」とも言います。
いずれも「旧染屋村」にちなむ呼び名と思われます。
「染屋」の池に布を浸すと、思う色に染めることが出来た、
という伝説も地名の由来にかかわる話かもしれません。)⇒「広報上田」より引用
最後に注目してもらいたいのは、真ん中の3行目・4行目の歌詞の内容です。
ここには、東小学校の子どもたちに寄せる願い・目指す姿が歌詞に込められています。
1番の歌詞「高き望みを いだきつつ 真実の道を のぼらばや」は
「目標をもって 挑戦していこう!」ということを
2番の歌詞「ともに励まし いたわりて 強く育てん この身体」は
「一緒に 声をかけあって 体を強く 鍛えよう!」ということを
3番の歌詞「つねに明るく おおらかに 力をあわせ 進まばや」は
「いつも明るく 広い心で 協力していこう!」ということを表しています。