2024年7月 4日(木) 大きなつぶやき68 七夕のお願い事を叶える秘訣
校長の大きなつぶやき68 七夕のお願い事を叶える秘訣
7月は「文月(ふみつき)」とも言われますが、「ふみづき」の由来は、
七夕の織女に書文(ふみ)を供える意味もあるとのこと...(諸説あり)
今週のつぶやきはどうしても「七夕」関連のものがついつい多くなっておりますが...。
七夕のお願い事を叶えるには? 願い事によって短冊の色を変える?
7月7日(長野県は月遅れの8月7日にやる場合が多い)は七夕で、短冊にお願い事を書きます・・・
年に一度だけ織姫と彦星が逢瀬するロマンチックな日です。願い事を書いた短冊を笹に吊るします。
願う相手は織姫様です。織姫というのは、棚機女(たなばたつめ)の事で、天からおりてくる水神様に
捧げる機を織る為に、選ばれた乙女。
願いごとが分かるように短冊の色を選ぶ ⇒ 1年生の実践に学ぶ!~すばらしい!~
七夕飾りの代表ともいえる短冊は、現在では様々な形や色の物が広まっていますが、
笹の葉につける短冊の色についても、何でも良いと思っていませんか?
実は、これには決まりがあるんです。使う色は、「緑」・「紅」・「黄」・「白」・「黒」の5色。
① 青・緑(東)/木/仁 : 徳を積む・人間力を高める
② 赤(南)/火/礼 : 父母や祖先への感謝の気持ち
③ 黄(中央)/土/信 : 信頼、知人・友人を大切にする
④ 白(西)/金/義 : 義務や決まりを守る
⑤ 黒(北)/水/智 : 学業の向上
後に「最上の色」と言われていた「紫」が加わり、「黒」が無くなり、「緑」を「青」と呼んでいました。
短冊に願いを書くときには、五常の意味を踏まえて、願い事に合う色を選んでみましょう。
そうすれば、自分の思いを効果的に天に届けることができるかもしれません。
1年生は願い事がわかるように、ちゃんと短冊の色ごとに願い事を書き分けていました。
さすがです!それでは、短冊の色ごとに1年生が実際に書いた願い事を紹介します。
① 「青・緑」は人間力を高める⇒「自分の成長」(青/緑の短冊)
「あしがはやくなりますように」「ともだちにやさしくする」
② 「赤」は親や上司とうまく付き合える⇒「家族の健康」(赤の短冊)
「パパとママがいつまでもけんこうでいられますように」
③ 「黄」は信頼 恋人・友人とうまくいく⇒「友だちのこと・友だち関係」(黄の短冊)
「きょうしつがかわっても、いっぱいともだちがつくれるようにしたい」
④ 「白」は正しい行い⇒「目標のこと」(白の短冊)
「くるまにひかれないように、ちゃんとみぎひだりをみる」「ケーキやさんになりたい」
⑤ 「黑・紫」は学力の向上⇒「勉強のこと」(紫の短冊)
「わりざんがもっとできますように」「さんすうがとくいになりたい」
願いが叶う書き方は「~する」と断言する
「~だったらいいな」「~すると思う」「~できますように」「~したい」といった
願掛けではなく、「~できる!」や「~になる!」、「~する!」と、
いう風に言い切ってしまうのです。「~になる」と断言することによって、
人間は、その願いを叶えようと、無意識のうちに自分の行動が、変わっていくそうです。
1年生の書いた短冊を見てみると、中にはしっかりと断言する形で書いている子も......。