2024年7月16日(火) 大きなつぶやき75 夕だちという言葉は今はどこに...

校長の大きなつぶやき75 夕だちという言葉は今はどこに...

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 雨の連休明けスタート、子どもたちは傘をさしての登校です。

 1年生の子どもが雨だけど楽しそうに話してきました。ぬれなかったよと話しています。

 そう言えば、近年「ゲリラ豪雨」という名前を多く聞くようになった一方で、

 「夕だち」という言葉をあまり聞かなくなったような気がします。

 梅雨末期の下校時に降る雨、最近は決して「夕だち」とは言わないのかなと感じます。 

 思えば、私たちが少年の頃体験していた「夕だち」というのは・・・

 急に雲が厚くなってきたと思ったら、サーッと一雨降り、

 その後そんなに湿気を残さず再び晴れる・・・そんな雨のイメージだったように思えます。

 ジブリ映画「となりのトトロ」で傘を持たずに学校から帰るさつきとメイが突然の雨に

 雨宿りしていると、そこを通りかかった勘太が自分の傘を差しだすあの場面。

 あの光景がまさに「夕だち」だよね。のどかな...まさに原風景。

 最近は大雨警報が伴う「ゲリラ豪雨」や「線状降水帯が広がっています」という言葉が

 よく使われますが、即災害に結びつくマイナスイメージの言葉ですね。

 危機管理や防災、命を守る行動を考えたら、致し方ないのかも...。