2024年10月 2日(水) つぶやき110「仕上げる」という発想からの脱却

校長の大きなつぶうやき110 「仕上げる」という発想からの脱却

 運動会・音楽会・卒業式などの「学校行事への取組」が次の3つの視点を

 大切にして取り組むように心がけるようにしています。

 (いわゆる「見栄え重視」「本番至上主義」からの脱却です...)

 ① 「練習」ではなく 「追究」に

 ② 「仕上げる」ではなく 共に「創り上げる」「積み上げる」に

 ③ うまくできないことを「叱る」のではなく、

         子どもたちの育ちを「意味づける」「価値づける」に 

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 そして、運動会でも音楽会でも

  「短期間で形を整えるには...」   

  「種目を仕上げるには...」

  「子どもたちを整然と動かすには...」

  「もう少しステージでの見栄えをよくにするには...」

 等々に指導の重点を置きがちだった(または無意識のうちにそうしていた)傾向から

  「運動会を通して、運動することが好きになるような子どもたちを育てたい。」

  「音楽会を通して、友だちと心を合わせて、更に音楽の素晴らしさを味わってほしい。」

 という意識に確実に切り換えていることが、日々の指導支援からも伝わってきます。

 学年毎(学級毎)にステージ発表を行う音楽会では、教師側が求めるまたは想定している

 ゴール・完成形に引き上げようと、「仕上げる」ということをしがちになります。

 あくまで、「音楽会」は教科としての音楽の授業の延長線上にあるものです。

 子どもたちと共に「追究」し、共に「創り上げる」「積み上げる」過程を

 大切にして「音楽会」に向き合っていきたいと思います。