2024年12月12日(木) つぶやき163 気付いている?「時間泥棒」
校長の大きなつぶやき163「ネット依存は病気です」~気付いている?「時間泥棒」~
ネットリテラシーの講座で「ネットが子どもから奪うものは何ですか」
と聞かれたことがあります。私は「時間」と答えました。
ネットは適度な距離で利用すれば便利で楽しいものですが、
その魔力に引き込まれ、大切な時間をネットに奪われてしまう人もいます。
問題は、当の本人が何を盗まれたのか気付いていないことです。
いつでもどこでもネット接続が可能になり、情報を更新することに
夢中になった子どもたちは、あらゆる時間を失いつつあります。

「暇な時間」もその一つ。中には「何も考えたくないから」と、
「時間をつぶす行為」と知りつつ、あえてネットを使う子もいます。
でも実は、暇な時間や退屈な時間は、子どもが自分と向き合い、
成長するために必要なものなのです。その時間を奪えば、
自分の頭でものを考えない人間を育ててしまうことになりかねません。
ともすれば「心の成長」がそこで止まってしまうことにもなります。
常に使えるネット環境は、他にも子どもたちから「遊び」「学習」
「睡眠」「運動」「家族だんらん」などの時間を奪っています。
ネットの利用時間と学力低下の問題は何度となくニュースに取り上げられています。
大人だから分かる時間の大切さを伝え、子どもがそれを奪われていたことに
気付くきっかけを与えていかなくてはならないと思うのです。
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