2024年12月13日(金) つぶやき164 自ら読書ができるように育てる!

校長の大きなつぶやき164 最終目標は、自ら読書ができるように育てる!

【読書月間に寄せて】~国語力を伸ばすには「読み聞かせ」が大切!~ の続き....です。

最終目標は、自ら読書ができるように育てる!

   ~情報が溢れている今だからこそなおさらに~

 子どもが読書好きになれば、中学生、高校生になっても、国語力はついてきます。

 絵本をしっかり読んでやった子どもは、文字や文章に興味をもつようになります。

 ところが、小学生になると、子どもたちの日常には塾があり、習い事があり、

 宿題もあり、しかも友だちとも遊ばなくては...と忙しくなって、

 そうはすんなりと「本を読むことが好き」とはならないものです。

 本を読むというのは、ある一定時間、読むという行為に集中しないと読めません。

 それには、まず家族で協力して「スイッチを切る」

 (ゲーム・テレビ・DVD・スマホ・パソコン等)が大切ですね。

 時代とともに様々な情報が溢れ、子どもたちの誘惑も多くなってきている

 今だからこそ、家族の協力による環境設定は必要不可欠と言えるでしょう。

 持続力集中力、場合によっては忍耐力も必要ですから、

 それなりの読む練習を重ねていなければ、読書はできません。

 いきなり「読みなさい」と言っても続かないのです。

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 「本を読む」ことができるようにするためには、

 親が「この本だったらきっと興味をもって読む」という本を探してやったり、

 子どもが探すのを手伝ったりすることが、まず必要です。学校や児童館、

 地域の公民館などで読み聞かせの運動(活動)がさかんに行われています。

 こうした機会を通して読み聞かせをしてもらった本で、

 子どもが「おもしろかった」というものがあれば、それを借りてきて、

 家で一緒に読むのもいいと思います。親が本を読んでいる姿を見せれば、

 子どもも「本っておもしろいものらしい」と思って、読むようになります。

 読み聞かせも、親子で「読書する習慣」のきっかけになります。

 家庭文化の中で「本を読む」雰囲気をつくってください。

 子どもが本を読んでいたら、「どんな本だったの?」とストーリーや感想を聞いたり、

 お母さんも同じ本を読んで、「そうそう、あそこはおもしろかったよね」

 と共感し合うことができれば、子どもも読書がいっそう楽しくなります。

 子どもが話す感想については、否定する意見を言わず、

 「あなたの感想っておもしろいね」と肯定してやることが大切です。

 ときには、親が読んだ本でやさしいものは、子どもにもすすめてみましょう。