2025年3月11日(火) つぶやき215 あれから14年...東日本大震災

校長の大きなつぶやき215 あれから14年...東日本大震災

 14年前、東日本大震災が生じ、数多くの方が被災し、亡くなったり行方不明になったり

 しました。 今年の6年生は12歳で、東日本大震災後に生まれています。

 遠く東北の、生まれる前のことですが、安全安心を実現していくことは、

 どの時代、どの地域にあっても大切なことで、みんなの願いです。

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 14年前の3月11日は、私にとっても一生忘れられない日となっています。

 その時、私はある小学校に勤めており、1年生の担任をしていました。

 午後2時46分には、教室で帰りの会をしているところでした。

 立っていた私は、最初は自分がめまいをしているのかなと勘違いするほど、横揺れが

 ず~っと続いていました。1年生の子どもたちは、緊急放送の前に、 すばやく机の下に

 もぐって、机が倒れないように机の脚を両手でしっかり押さえていました。

 まもなく、校内に地震を知らせる緊急放送が流れました。

 全校児童が体育館に集められ、地区ごとに担当職員の引率の元、集団下校をしました。

 情報収集のために、職員室のテレビをつけると、高層ビルからものが次々と落下し、

 その間を逃げ惑うたくさんの人たちや倒壊した家々などが映し出され、

 大きなショックを受けたことを昨日のように思い出します。

 その後の津波、原子力発電所の事故、火事、全てがショックだったため、

 忘れられない日となっています。 当時、担任していた1年生の子どもたちは、

  昨年の1月には「二十歳を祝う会」に参加するまでに成長しました。

 昨年の元日も能登半島で大きな地震が起き、多くの人々が不自由な思いをしています。

 これらのことを「自分事」として考えて欲しいと願い、 この日は昼の校内放送で、

 上記のような「東日本大震災」についての話をしました。

  今の「当たり前」の生活を、改めて「有難い」生活と感じる一幕となりました。