2024年6月21日(金) 1年生 ちからをぬくと うかびます(ふしうき)
プール3回目。そろそろ水にも慣れてきたみたいです。
今回は力を抜いて水に浮かんでみる練習を始めました。先生に両手を引いてもらい、腕を伸ばして力を抜き、水に浮かぶ感覚を知ってもらう試みでした。この感覚を覚えておくと、いざ自分が水中に放り出されたときに「浮くことができる=命が助かる」という命を守れる大事な要素となります。水中で脱力すると体の自由がきかない、おぼれると思われる事が多いのですが、実は逆で、力を入れてこわばるほど、もがくほど体は沈んでいきます。人間は体の中に空気を含んでいて、自然に浮くようにできています。しかし、沈むのが怖いから沈まないようにと手足に力を入れると、その結果、なお一層体が沈んでいくという悪循環が起こります。水中で力が抜けている人は自然に胴体が浮き上がり、脚がプール底につかないため滑らかな移動ができていました。力が入って必死にしがみつこうとしていた人は、腕が曲がり、そのせいでお尻が深く水中に沈んで脚がプール底をこする状態になりました。低学年の水あそびで培う「浮く」技能は、これから数年先の「水泳」につながるために、低学年のうちに水といっぱいなかよしになって、「浮く」感覚を身に付けていってほしいなぁ、と思いました。