2023年12月 1日(金) 5年生 教科担任制に向けて「シャッフル算数」
【共有したいビジョン】
職員の異動があっても崩れない、誰がいつ、授業や学級に入っても変わらない
学級づくりや授業づくりを進める。(全校児童を全職員が指導・支援・見守る体制)
そのため発達段階に応じて、より多様な学習集団や教師と出会わせる取組を工夫し、
全職員・学年チームによる児童支援・教育課程編制・学年(連学年)経営を進める。
それらの取組を通じて「自律した学習者」を育てる。
【教科担任制に向けた取組:5年生「シャッフル算数」】
5年生では、現在学級担任以外の先生に算数の授業を受けるという取組をしています。
先月の単元では、1組担任⇒3組を担当、2組担任⇒1組を担当、3組担任⇒2組を担当
今月の単元では、1組担任⇒2組を担当、2組担任⇒3組を担当、3組担任⇒1組を担当
というふうに「シャッフル算数」を行っています。
本校で全学年で取り入れている「シャッフル道徳」では、1時間完結なので、
1つの教材(主題)をその担当者が全学級(同じ学年の自分の学級以外の2つの学級も)
同じようにその授業を実践しますが、「シャッフル算数」は一つの単元(7~8時間程度)
をそっくり入れ替わって授業を行っています。
小学校の教科担任制の目的としては、以下の内容が提示されています。
(1)小学校の学級運営における自閉性の緩和(学級王国対策)
(2)子どもたちが多くの先生と接する(子どもの心理面・学級崩壊対策・多面的理解の実現)
(3)複数の教師の目で子どもを見ていく(絶対評価導入への対策)
(4)小学校と中学校の一貫性(相互の連携・接続)
(5)教科の専門的指導の実現(教員の得意分野を生かす・教員のモチベーション)
(6)開かれた学級運営の実現(教師の意識改革)
(7)授業改善の工夫(効果的な授業のあり方)
(8)確かな学力向上のための具体的な方策(基礎基本を徹底することで学力はかえって確実に身につく)
(9)教師の教材研究にかかる過重な負担を軽減し、教材研究を深めるため
これからも、より効果的な指導体制を検討していきたいと思っています。