2024年12月24日(火) 5年生 現場しか見られない世界を!~社会見学~
5年生 現場しか見られない世界を!~工業にかかわる社会見学~
12月23日(月)の午前中に、5年生は社会見学として、市バスを使用して、
上田市塩川の松山株式会社を訪問し、農業機械の製作過程を見学しました。
はじめに、会社の歴史や機械づくりの概略をお話していただきました。
120年ほど前に、馬につけて畑を耕す「犂(すき)」という道具を開発したところから、
会社の長い歴史が始まりました。現在では、国内の農業機械メーカーとしては売り上げ
トップを誇る会社になっているそうです。田おこし・あぜぬり・しろかきといった、
春先の米づくりの作業にかかわる機械を生産しています。「農家の人を楽にしたい」
という思いや、「安全」を第一に働いているということがよく分かりました。
工場内では、実際の農業機械づくりの様子を、見ることができました。
広々とした工場の中で、プレスや溶接、組み立てなど、工程ごとに場所が決められて作業が
行われていました。部品がレールにつるされて運ばれていったり、時間を区切って分担し
ながら組み立てしたりと、スムーズに製品ができるような工夫がたくさんありました。
プレスの大きな機械、飛んでいる溶接の火花、てきぱきと進められる手作業の組み立てなど
様子や、働く方の真剣な表情を間近で見ることができました。
最後に、製品を間近で見せていただきました。120年前の「犂」も、今つくられている
機械も、農家の人を楽にしたいという変わらぬ思いがこめられていました。
農作業がしやすくなるような工夫が、機械の中につまっていましたね。
今回の見学で学んだことは、新聞またはスライドにまとめていきます。
工場内では、このような社会見学のときにしか見られない貴重なものを見させて
いただきました。農業機械がどのようにつくられるかだけでなく、見学で感じたことや、
会社の工夫や努力について考えたことまで表現できるといいなと思っています。