2025年9月 9日(火) 3年生 社会見学 しっかり見てしっかり聞いてたくさんメモをとりました
初めての社会科見学でした。「上田市役所」「常田館製糸場」それぞれの場所で、この日しかできない、この日しか見られない体験をさせてもらってきました。
上田市役所では、上田市民のためにたくさんの部署に分かれて、それぞれのお仕事を一生懸命されている姿を見せていただきました。事前学習でも子どもたちが気になっていた「税金」。市役所の方に「税金がもしなくなってしまうと上田市はどうなってしまいますか」という問いには、「道路や、福祉など、みんなが直してもらいたいものが直らないし、必要な人へ必要な手助けができなくなる。」ということを教えてもらいました。子どもたちも医療福祉費の助成など自分たちの意識しないところでたくさんお世話になっていますね。その他にも相談しやすい様にプライバシーを守れる窓口や、よく利用される窓口は入り口の近いところにあることなど、いろいろなものを見せていただけました。市役所の人が、住んでいる人たちにとって住みやすくなるように働いていることを知れたのではないでしょうか。
常田館製糸場は昔、多くの家庭で育てられた蚕の繭が集められ、糸が作られていた工場が残される国指定重要文化財です。最初に蚕の繭から真綿をとる体験もさせていただきました。一学期に生糸をとる体験をした子どもたちですので、これで蚕からとれる「生糸」「紬糸」両方の糸の取り方を知れたことになります。また、その2種の糸をどのように組み合わせると「上田紬」になるのか、どうして上田は「上田紬」が栄えたのかということも学習してこられました。説明をしてくださった方からは「上田は蚕産業にとって特別な場所。上田に住むみなさんには「蚕都上田」と言われる理由や、「生糸」と「紬糸」の違いを語れるようになってほしい。」といわれました。さぁ、説明できるかな?子どもたちに聞いてみて下さい。
「市役所の人たちは上田市のみんなのために一生懸命働いていてやさしい」「常田館はすごいところだから実際に行けてうれしい」という感想や「たくさん聞いたことをメモできたよ」と充実した学びを話してくれる子もいました。わたしも、子どもたちの意欲的に質問したり、大事だなと思ったことをうなずきながらメモにとったりする姿から、また一つ成長を感じられました。
これから、警察署・消防署と見学が続きます。実際見て・触れて学べる機会を大切にしていきたいですね。