2025年10月24日(金) 3年生 風の力を使った車を遠くまで走らせよう

 理科では、風の力を使って走る車を学習しています。一度、車に風を受ける帆の役割をする物をつけると車が走るということを確認した子どもたちに「どうしたらもっと遠くまで走る車になるかな?」と問いかけたところ、風の強さ、帆の大きさ、数など実に様々な予想が生まれてきました。自分の予想したことを確かめられるようそれぞれで実験をすることにしたところ、子どもたちはどんどん自分で考えたことを試していました。長く実験の時間は取りましたが、それでも時間が足りないくらいでした。自分の調べた結果を同じ条件で試している人と共有してみると、同じ結果になったチームと、違った結果になるチームがいました。どちらもどうしてそういう結果になったのか、考察してみると「重さも関係するのでは?」「風の当てる向きが・・・」などさらに新しい視点が生まれてきました。この日は、しっかりまとめきれないまま、ここで終わってしまいましたが次の日には、もう一度みんなの考察から考えられる「遠くまで走る車」を作ったところ、「風の力を強くする」という条件はどの車でも当てはまることが分かりました。他にも帆の形や大きさなど、いろいろな条件下で車の動きが変わってくることを確かめられました。子どもたちは、まだまだ試したいことがあったようです。いい姿ですね。問いに対して自分で予想をして考えたことをやってみるという学習は子どもたちもとても主体的な姿を見せてくれます。また、こういう学習を取り入れ、理科的な考え方(計画⇒調査⇒結果・考察⇒ふりかえり⇒再度計画・・・)もできるようになっていけるといいなぁと思っています。

 

kasze3301.jpg