2025年12月 9日(火) 3年生 社会見学でたくさん学ばせてもらいました

火曜日に社会見学に行ってきました。それぞれの見学場所でとても丁寧に説明をしていただき、子どもたちも沢山のことを学ばせてもらいました。

綿半さんでは、たくさんのお客さんに選んでもらえるお店作りとして、魚を新鮮に保てる水槽やシェフのいる総菜コーナー、手書きでおすすめ品を紹介するPOPなど工夫しているところをたくさん見せてもらいました。精肉コーナーでは一頭買いのお肉の塊を見せてもらったり、鮮魚コーナーでは大きなスズキが3枚におろされる様子を見せてもらったり、お総菜コーナーではシェフがフランベするところを見せてもらったりと、子どもたちもとても興味深そうに見て、聞いたことをメモに取っていました。後半はお買い物体験でしたが、お店の人にも協力していただき無事みんなおつかいをすることができました。本当にたくさんの商品があり、一つのお店で、すべての物が揃う(ワンストップショッピング)というところにも力を入れていらっしゃることがとてもよくわかりました。ちなみに店内に隠れている「隠れわたぴー」の存在を子どもたちは教えてもらいました。私も何度も行っているはずなのに、隠れわたぴーには気づいていませんでした。今度お店に行く時には、ぜひ探してもらって、子どもたちに正解を教えてもらって下さい。

 

エスビー食品では、敷地内をスパイスのいい匂いが包んでおり、「お腹がすいちゃったね。」と子どもたちも話していました。ほとんどの作業を機械が自動で行っており、そのおかげで大量に商品を生産できることが分かりました。そのなかでも品質にはとても気をつけており、何度も検品をしたり、殺菌をしたり、働く人も目しか出ていない作業服に着替え、室内に入るときにはエアシャワーを通ったりすることも教えてもらいました。安全な製品を食卓まで届けるということに一番気を配っているということを直に見ることができました。そして、子どもたちの質問に「国内に直営工場が3カ所しかない中、どうして上田に工場を建てたのか」ということがありましたが、上田の気候(乾燥していて、降水量が少ない)がここに工場を置いた理由の一つだということで、材料となるスパイスやハーブの保存が、この上田という土地に合っていたそうです。エスビーさんは、社会見学で子どもたちの学びを支えたり、古戦場ハーフマラソンなどでも商品を提供したりと地域貢献にも力を入れていらっしゃいます。地域と共にある工場なのですね。

小岩井紬工房は上田市の伝統工芸品である「上田紬」を作る工房です。この小岩井紬工房さんのある塩尻地域では浦里同様、昔から養蚕が盛んで、その名残として工房周辺では、繭を狙う鼠を追い払うためにつけられた「猫瓦」がある特徴的なお家を見つけることができました。工房内には織り機が何台も並んでおり、職人さんが糸の色ぞめから全部手作業で作っているそうです。今回はコースター作りを体験させてもらいましたが、子どもたちも自分の好きな色の紬糸を選ばせていただき、職人さんに教えてもらいながら上手に織って、できあがりに満足した様子でした。最近では着物を着る機会も少なくなり「上田紬」をどう伝承していくか、工房さんも工夫されており、「りんご」や「上田城千本桜」で染めたものや、上田紬を使用しての小物などさまざまな商品を子どもたちも見せていただきました。またやってみたい!というわくわくした気持ちで帰ってきましたので、またご家庭でも上田紬に触れてみてはいかがでしょうか。

 

syakaikakkengaku3.jpg syakaikakkengaku4.jpg