2022年7月 8日(金) やぎさんの名前
時々浦里小学校に遊びにくるやぎさんがいます。名前は、メリーさんです。メリーさんはこの春、二匹のかわいい赤ちゃんを産みました。
飼い主さんから一年生に、「やぎの赤ちゃんに、名前をつけてほしい」とお願いがありました。やぎは、男の子と女の子が一匹ずつです。
名前が決まったというので、一年生の教室へ行ってみました。
私:「どんな名前になったのか、教えて」
一年生:「女の子は、『きらちゃん』」
私:(なるほど、一年生の学級目標『一人一人が☆きら星』にちなんで決めたのかな)「一年生のみんなみたいに、きらきらしてほしいからかな」
一年生:「そう」
私:「男の子にはどんな名前をつけたのかな」
一年生:「男の子は『けいちゃん』。健康になってほしいから」
私:(ん?)「健康になってほしいなら、『健ちゃん』じゃないの?」
一年生:「けんこうのけの字をとって、『けいちゃん』」
私:「健康になってほしいから『健ちゃん』でしょ?」
一年生:「?」
私:「あっ!」
一年生は、『けんこう』の『け』の一文字に、「健康になってほしい」という願いを込めて、命名したのです。覚えたばかりのひらがなをイメージしながらお話してくれたのに、私は漢字の『健康』の文字をイメージして、「健ちゃんじゃないの?」と訝しんでしまいました。子どもたちが見ている世界を理解したい、寄り添いたいと思っているのですが、まだまだ修行が足りないなあと反省した一コマでした。