2015年11月14日(土) なかよし講演会

平成27年度PTA主催「なかよし講演会」において、SBCラジオ「里枝子の部屋」パーソナリティーであり、NPO法人上小圏域障害者総合支援センターのピア・カウンセラーの広沢里枝子先生にお越しいただき、1年生から6年生までと、PTA会員、お助け隊をはじめ地域の皆様で、「見えないってどんなこと―盲導犬とともに30年」と題し、ご自身の体験・経験から、「見えない」とはどういうことなのか、盲導犬ジャスミンとの暮らしや、盲導犬について正しい知識、障害のある方々のご活躍についてお話しいただきました。
出産後に完全に失明する可能性が高い中で、それでも子どもを産み育てたいと願い、授かった小さな命を守るため、無我夢中で懸命に前に進まれたお話をお聞きし、自分であったならどの様な選択ができるのだろうか、どのような結果になったとしても、その結果を自分なりに受け止め、解釈し、前に進めるか、また、この先自分や家族が同じような状況になった際にどの様に対応できるのかなど、色々な事を考えながら講演をお聞きしました。
「自立とは自分で選択し、決定し、責任を持つことが大事である」とお話いただきましたが、失敗して気が付くことはいっぱいあり、その場で止まらず、次に向かう気持ちの切り替えが必要で、子ども達にその様な姿を見せたいと願い、またいつまでも見本になれればと強く感じました。
また子ども達には、講演の最後にお話しいただいた、「人は生きる力を持っており、誰もが立ち上がる力を持っている」という事を忘れないで欲しいと思います。自分の限界を感じることも増えていくと思いますが、その時に逃げることなく、挑戦し、立ち向かっていくような人になってもらいたいと思います。
PTA会員のみならず、子ども達にとっても、今の自分たちを見つめ直し、すべてのことに感謝する気持ちを、改めて考える機会となったと思います。

 

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