2020年9月26日(土) セルリアン祭 二日目

 セルリアン祭の二日目が無事終了し、第51回セルリアン祭の幕を閉じました。

 二日目の今日は、合唱コンクール、閉祭式(各種活動の表彰とセルリアン祭のまとめ)を行いました。

 本年度の文化祭は、新型コロナウィルスの感染拡大により、様々な活動に制限が加えられてきました。そんな中、生徒たちは、今自分たちにできることに精一杯取り組んできました。

 昨日の開祭式で披露された「全校製作」や美術部の皆さんが作成してくれた「ステージバック」は例年より2ヶ月以上も日程が短縮された中で製作されました。

 また、各コンクールが中止となり、現チームで演奏することが最初であり最後の舞台となった吹奏楽部の演奏も、2ヶ月以上のブランクがありました。

 クラスでの合唱については、6月の学校再開以降も歌うことを制限されたり、歌えても少人数のパート練習のみであり、全体で合わせることが難しかったりした時期もありました。

 

 クラス合唱は、全員が参加して創りあげることができ、仲間意識の醸成や所属感を高めるための活動で、学級づくりには欠かせないものです。

 

 新型コロナウィルスの感染を予防しながら、音楽科の宮下先生や各学年の先生方、そして生徒たちの工夫により、学校全体に歌声が響き始めたのは7月の後半でした。当初はマスクをしながらの合唱でしたが、今はマウスシールドを付けることで、生徒たちの表情も見れるようになりました。

 そんな経緯を経ての今日「合唱コンクール」開催でした。

 例年の半分の練習量で、出来栄えよりも活動できることが第一と考えてきましたが、どのクラスもブランクを感じさせない素晴らしい合唱を響かせてくれました。指揮者に心を揃えて真剣に歌いこむ姿に鳥肌が立つ場面がたくさんありました。

 

 審査員は、長年、音楽の教員として小中学校の合唱指導の携わり、ご本人も合唱団で活躍をされている、合唱指導の第一人者である「柳澤順子先生」に昨年同様にお願いしました。

 栁澤先生からも、心のこもった合唱であったこと、困難の中皆で創りあげてきた過程が合唱を通して、心に響いたことを褒めていただきました。

 

 この二日間の生徒たちの姿から、改めて教えられたことがあります。

 ステージバックのすばらしさ、クラス合唱のすばらしさ、諸活動の生徒の輝く姿、それは制限され、時間が短縮されても質が落ちないどころか、それ以上のものでした。

 そのことから、どんな状況であれ、どんな制限があっても、生徒たちは乗り越えていく力があり、困難に負けない、新型コロナウィルスにも決して屈しないという可能性があるのだと教えられました。

 今ある力を笑顔いっぱいに精一杯発揮する生徒の姿は、私の想像を超える者でした。その姿に感動し、胸が熱くなりました。

 「雲外蒼天」

 ひまわりのように輝く生徒の笑顔は、これからも四中プライドとして、セルリアンブルーのあおぞらをいっぱいに広げていってくれると思います。

 保護者の皆様、地域の皆様には、無観客ということで、参加をしていただくことが叶いませんでした。ユーチューブやUCVでの発信、ホームページ等でできる限り発信をしていきたいと思います。

 このセルリアン祭に向けて、各ご家庭におかれましても多大なバックアップをいただきました。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

IMG_5309.JPGIMG_5314.JPGIMG_5316.JPGIMG_5326.JPGIMG_5329.JPGIMG_5337.JPGIMG_5343.JPGIMG_5345.JPGIMG_5348.JPG