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11月27日(金) [校長日記] 社会科研究授業

 本日は、社会科の研究授業を2時間行いました。

 3年2組で北澤啓介先生が、1年4組では担任の福永和輝先生が行いました。

 二人とも、新規として四中に本年度赴任されたフレッシュな先生です。

 

 北澤先生は、「地方自治と私たち」の単元で、自分たちが住む上田市が抱える行政上の課題と、それに対しての政策を自分たちなりに考えていく授業でした。

 観光地としての活性化や少子化高齢化対策等、自分たちの発想を大事にして政策を練っていました。

 

 福永先生は、「武家政権の内と外」の単元で、足利義満が行った東アジアの交易と倭寇の問題について考える授業でした。

 日明貿易で使用された「勘合」がどんな役目をしていたのかを考え、足利義満の権力を支えたものについて生徒たちは話し合いました。

 

 二つの授業共に、生徒がその学習にしっかりとのめり込んで考える授業になっていました。二人の先生には、他の先生方からいただいた助言をもとに、授業改善を進めて欲しいと思います。また、参観された先生方も、授業を見て刺激を受けた点を大事にしていって欲しいと思います。

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11月24日(火) [校長日記] SDGs講演会

   SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。

 SDGsは2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されています。

 

 本年度生徒会では、四中としてSDGsに取組めることはないかを考えています。そして、今後は、四中クリエイティブタイムを使って、様々な企画を計画しています。

 

 今日は、まず、SDGsについて内容を詳しく知ろうと「SDGs講演会」を生徒会が企画し、講師として佐久平総合技術高等学校の望月ゆかり先生をお迎えしました。

 SDGsが誕生してきた経緯、いま世界が抱えている様々な問題、そして私たちができることについてお話をいただきました。

 

 

 これからの未来を生きていく生徒たちにとって、世界とつながること、そしてそのために自分自身ができることを考え実践に結び付けていくことはとても重要だと思います。

 これからの生徒会の企画が楽しみです。

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11月20日(金) [校長日記] 立会演説会

 本日、令和3年度生徒会の会長・副会長選挙のための立会演説会と投票がありました。

 引継ぎを迎えている2年生では、各クラスから会長候補1名と副会長候補男女各1名を選出し、学年内での選挙を行い、学年内から選出された会長候補3名、男女副会長各3名の計9名が本日の立会演説会に臨みました。

 

 各候補者からは、四中を自分たちの手でより良くしたいとの思いのもと、様々なアイディアが出されました。

 

 学校の主役は生徒です。

 

 そして一人一人が主人公です。

 

 自分たちの学校を自分たちの手で、より良い学校に創りあげていこうとする9名の演説は、四中に過ごす550名の生徒たちの心に響いたと思います。

 

 生徒の発想を大事に、だれもが笑顔になれたり、のめり込んだりできるような活動を大いにバックアップしていける学校でありたいと思います。

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11月19日(木) [校長日記] 工藤勇一先生の講演会②

 昨日は、11月4日に行った工藤勇一先生(前東京都千代田区立麹町中学校長、現横浜創英中学・高等学校長)の2回目の講演会をリモートで行いました。

 

 前回の続きとなったわけですが、世界の教育と日本の教育の差、旧態依然の教育からの脱皮の必要性と今後の教育のあり方を、具体例をもとに話をしていただました。

 そして、学校改革は、学校として「最上位の目標」を達成することが第一で、様々な取り組みは、そのための手段や仕掛けであることを全職員でしっかりと確認して推進していくこととの指導を受けました。

 

 本年度、四中では「単元テストの導入」や「四中アカデミーの設置」「四中クリエイティブタイムの設置」をし、学びの改革を推進してきていますが、それぞれの活動を成功させるために意識が向いている点がありました。

 改めて、これらの取組は、本年度の本校の最上位の目標である「主体性を育む教育」を支えるための手段や仕掛けであり、成功の如何は、「生徒の姿は主体的か?」を常に念頭において進めなければならないと痛感しました。

 

「だれ一人も置き去りにしない」

 この工藤先生の言葉の通り、もう一度、全職員で「最上位の目標」の達成のために確認をし合っていきたいと思います。

 

 工藤先生には、時間を一時間以上も延長して熱く語っていただきました。しかも、全くのボランティアとしてです。学ばせていただいたことを、生徒に全力で還していきたいと思います。

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11月 9日(月) [校長日記] PTA懇談会

 本日は、学年別にPTA懇談会を行いました。

 新型コロナウィルスの関係で、本年度は参観日が1回しかできていません。

 今日も、授業参観は行わずに、時間を分けて学年別の学年・学級PTA懇談会のみとさせていただきました。

 

 本来であれば、授業を見ていただき、学校生活について生徒の姿をもとに懇談ができることが一番ですが、学校生活の様子は職員からの説明にさせていただきました。

 日常生活の様子の他に、文化祭の報告、生徒会引継ぎのこと、新人戦のこと、修学旅行のこと、四中アカデミーのこと、単元テストのこと等、お話しすることは盛沢山でした。

 

 毎回の参観日同様に、今日もとても多くの保護者の皆様にご来校いただきました。学校に関心を寄せられている証拠だと思います。

 

 学校としては、生徒の学校生活の様子が少しでも保護者の方々に伝わるように、これからも様々な機会に、通信やHPで発信をしていきたいと思います。

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11月 4日(水) [校長日記] 工藤勇一先生の講演会

 本日は、工藤勇一先生の講演会をZOOMにて行いました。

 工藤先生は、前東京都千代田区立麹町中学校長であり、現在は横浜創英中学・高等学校長を務めておられる方です。

 

 私をはじめ多くの教員が、工藤先生のご著書である「学校の『当たり前』をやめた。」に大きな刺激を受け、教育の根本を改めて見つめさせられました。

 

 本校は、本年度、中間テストを廃止し、「単元テスト」を導入しています。これも、麹町中学校の取組を大いに参考にさせてもらっています。

 工藤先生には大変お忙しい中、時間をとっていただきました。一校相手の講演はしたことがないそうで、今回はとても貴重な時間となりました。 

 

 ご講演を拝聴して、改めて本校の教育改革の目的は何かを全職員で共有する必要性と、その目的に本校の取組の方向性や考え方が合っているかを考えさせられました。

 あっという間に時間がたってしまい、工藤先生からお話の続きが聞けなくなってしまいました。

 工藤先生からは、時間があれば、また本校につき合ってくださるとのこと、大変ありがたいお言葉をいただきました。

 

 本校の教育目標は「生徒の主体性を育む教育」です。四中生の主体性を育むために、自分たちにできることを求め続けていきたいと思います。

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11月 2日(月) [校長日記] 11月に入りました。

 日に日に寒さが増してきています。

 11月初日の今日は「避難訓練」と「国語科の研究授業」がありました。

 

 避難訓練は、冬場に入る前の準備として、地震→火災を想定して行いました。また、今回は事前の連絡をせずに抜き打ち訓練として行いました。

 災害は、いつ起きるか分からず、その場その場での命を守るための判断が必要です。避難経路を通っていても、火の粉が飛んできたり、天井か崩れてきたりすることもあります。

 私たちは、いつ何時、どこでも対応できる判断力が求められています。

 

 消防署や地域の方の講評からは、いざという時のための心構えの判断についての助言をいただきました。

 私は、災害が起きたときは、当たり前の行動をして自分の命を何より先に考えつつ、地域では小さい子どもやお年寄りなどの手助けができる行動を期待すると話しました。

 

 ぜひご家庭でも、いざという時の行動や判断について話し合ってほしいと思います。

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 国語科の研究授業は島田俊哉教諭が、教職に就き5年目の研修ということで研究授業を行いました。

 前回(10月22日)の校長日記でお知らせした岩崎教諭の授業同様に、内容は古典で、題材は「扇の的~平家物語~」でした。

 島田先生は、教科書の高野本・延慶本の二つの写本の「扇の的」の一場面を比較しながら、どちらの写本を自分なら、相手に伝えていきたいかを考える授業を構成していました。

 私自身も、指導案をみさせていただいたときに、頭に?が浮かんでいましたが、それぞれの文に登場する人物の様子について考える場面では、生徒たちは登場人物の心情に迫り、友と意見交換をしていました。

  

 この二つの研究授業から、日頃なじみが薄く、なかなか理解がしづらい古文を、少しでも親しんでもらいたいという本校国語科の方向性と意気込みを強く感じました。

 そんな先生の思いが生徒に伝わっている授業でした。

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