2月24日(水) [校長日記] 四中アカデミー まとめの会
本日は、本年度スタートした「四中アカデミー」のまとめの会を行いました。
自学自習の場として設定している四中アカデミーの場ですが、講師の先生に教わったり、友だち同士で教え合ったりしながら、生徒たちは主体的に自分の課題に向き合ってきました。
「やらされる学習」ではなく、自ら「やる学習」姿こそ、主体的に学習に向かう姿です。
そういう意味においては、希望して参加してきた生徒の取り組みはとても価値のあるものだと思います。
講師には、地元の大学生や地域の住民の方々にボランティアとして参加していただきました。献身的に務めていただきました。大感謝です。
地域に育つ生徒を地域全体で見守っていく土台の一つとして、この四中アカデミーが位置付いていくといいなあと思います。
本日、放課後の四中アカデミーはまとめとなりましたが、春休みの3月22日、23日、24日の3日間、午前中に長期休業中の四中アカデミーを開催します。
生徒たちには、1年間の学習のまとめ、そして、次年度への準備として、大いに四中アカデミーを活用して欲しいと思います。
以下は、本日のまとめの会で振り返りを発表してくれた生徒の言葉です。
自分は家では、雑音が多く気が散ってしまい、いまいち勉強に集中できませんでした。ですが、先生に誘われて、試しに四中アカデミーに参加してみたら、最初は自分には合わなくて、場違いな所だと思っていたけれど、案外一度参加してみると、家で雑音の中で勉強するよりも、アカデミーで勉強する方が集中できるので、今では、毎週水曜日が楽しみになり、毎週アカデミーに参加しています。
おかげで先日の期末テストでも、前の期末テストより点を上げることができました。なので、3年生になったら、今度は自分が誘う側になり、全校にアカデミーを通して、もっと生徒が勉強できる雰囲気を作っていきたいと思います。
僕は今、毎週水曜日に行われている四中アカデミーに出ています。しかし僕は、最初から参加していたわけではなく、当初は全く行こうとは思っていませんでした。元々勉強が苦手だったので参加していなかったけれど、先生から出てみるように誘われて、試しに参加しようと出てみると、家で勉強するよりもはるかに集中して勉強ができました。
それをきっかけに今は毎週参加するようになりました。そのおかげもあって、今回のテスト、特に数学は前回よりも20点くらいアップしたし、全体でも前回より良い点をとることができました。
来年は受験生にもなるので3年生になっても四中アカデミーを活用して勉強をがんばりたいと思います。
その他にも、講師の先生への感謝の言葉や、充実した雰囲気の中でがんばれたことなどが発表されました。
2月19日(金) [校長日記] 未来へのエール
本日は、公立高校前期選抜の合格者へ話をする機会を3学年の先生方に設けていただきました。
ご存じの通り、長野県の公立高等学校に中には前期選抜試験を行う高校があります。
また、公立前期の他にも私立高校の選抜も既に行われている関係で、3年生の半数弱の生徒が高校合格の内定をいただいています。後期選抜の生徒より一ヶ月以上早く、合格の内定をいただいたことになります。
今日は、生徒たちに、合格を勝ち取った中学校生活の努力を賞賛し、「その自分を今後も大事にしていって欲しい」「合格をすることが目標ではなく、高校生活を自分らしくがんばることが目標である。」との話をしました。
私自身も、公立の高校で教頭を務めた経験があり、受験をする側ではなく、していただく側にいました。
入学生の中には、前期選抜で合格した生徒もいれば、後期選抜で合格した生徒もいます。高校側にとっては、どちらの選抜で合格しても4月1日が全員の共通のスタートです。そう考えると、前期選抜で残念な結果になっても、後期選抜に向けて下ばかり向いていられないですし、下を向く必要は全くないと思います。
「これから、これから」という感じです。
そして、4月のスタートの段階で、前期合格者の中には後期の合格者に比べ、なかなか高校生活のリズムがつかめない生徒が見られたことがありました。
原因は定かではありませんが、一ヶ月以上早くに合格が決まった生徒と3月の後半まで努力をし続けた生徒との差なのかなと感じています。
ぜひ、高校生活で主人公として活躍するためにも、これからの生活を大事にして、高校生活につなげていって欲しいと思います。
そんな思いを込めて話をしました。
※廊下に展示してある「書き初め」が入試を迎える3年生にエールを送っているように思えました。
2月10日(水) [校長日記] 最後の期末テスト
本日と12日と、3学期の期末テストを行っています。
本年度から、中間テストを廃止し、単元テストを導入してきました。生徒たちは、各教科の単元が終了したところで、学んだ内容の定着を単元テストで確認をしています。
そして、学期のまとめとして、その学期内に学んだ単元のすべてを期末テストで確認していけるようにしています。
短いスパンでの確認と長いスパンでの確認を併用していくことで、学力の定着が一層進むことを目指しています。
この「単元テスト」と「期末テスト」の連続性や段階性によって、どのような効果と課題があったのかをしっかりと検証し、生徒たちが主体的に学びに向かっていく態度や学ぶ意欲を高めていきたいと考えています。
それが、「四中の学びのスタイル」になっていくのだと思います。
今日の校舎内は、水を打ったような静けさの中、緊張感が漂っていました。一人一人がテストに真剣に向かう姿が見られました。
生徒たちには、テスト返却後も今の学習が次の学習につながっていることを意識して、学習の積み重ねを継続していって欲しいと思います。
2月 5日(金) [校長日記] 参観週間
2月に入っています。
新年を迎え、バタバタとしていたら、あっという間に2月に突入し、すでに一週間が過ぎようとしています。
「1月は行く」「2月は逃げる」「3月は去る」と言われますが、「まさしく!」と実感しています。
さて、今週は「参観週間」でした。新型コロナウィルスのの影響もあり、本年度は、例年通りに参観日を設定できませんでした。しかし、年度末を迎え、それぞれの学年の一年間のまとめや、新年度への確認を保護者の皆様としたいと考え、今回の参観週間を企画しました。
まず密を防ぐために、月曜日に2年生の授業参観、火曜日に3年生の授業参観、木曜日に1年生の授業参観と学年別に授業を参観する日を別日に設けました。
そして本日は、部活動を行わずに生徒の下校を早くし、全学年の保護者懇談会を行いました。
例年、四中の参観日には、とても多くの保護者の皆様が来校され、生徒の様子を見ていただいています。それが、今年は今回の参観日で2回しか実施できませんでした。
しかし、その中でも、学校教育に常にご理解をいただき、ご協力を惜しまない保護者の皆様のバックアップをしていただきました。
この参観週間に向けても、保護者の方には健康観察をしっかりと継続していただき、来校の際には検温や消毒にも協力をしていただきました。保護者の皆様の新型コロナウィルス予防への協力に感謝しています。
今回のことを含め、様々な教育活動への協力体制は、コロナ禍であったからこそ、改めて実感させられたことです。
コロナ禍であっても、学校は保護者との心の密を大事にもちながら前進していかなければと強く思いました。