10月28日(月) [校長日記] 底力!
先週の土日にも中体連新人戦が行われました。
四中が参加した種目は、上小大会バスケットボール、東信大会サッカー、東信大会剣道、東信大会ソフトテニスです。
結果は、男子バスケットが惜敗、女子バスケットが5位で東信大会進出、サッカー部がブロック一位となり来週の準決・決勝へコマを進めました。また、剣道部の団体戦は、男子が準優勝、女子が3位となり、男子ソフトテニス団体戦は準優勝に輝きました。
私は、佐久地区の二人の校長と共にソフトテニスの部長を務めさせていただきました。四中男子テニス部は上小大会の団体戦で5位に入り、東信大会に出場しました。顧問の宮崎先生曰く、「上小大会の反省を生かせる大会にしたい」「まずは何とか初戦を突破したい」とのことでした。
初戦は、やや硬さが見られたものの無事に突破できました。驚いたことは、3ペアの中の1ペアは1年生ペアで、公式戦初出場の選手もいました。そのペアも初戦では勝利をおさめ、団体に貢献しました。
ベスト4をかけた2回戦は、上小大会で優勝した中学校でした。苦戦が予想されました。立ち上がりから、相手にどんどん点数が入り追い詰められました。が、ここから四中の「底力」が発揮されたのです。
第1ペアは0-2から逆転で4-2で勝利し、第2ペアは1-3で追い込まれましたが、大逆転で4-3ゲームカウント2-0で逆転勝ちを収めました。選手たちの粘りにびっくりしました。
決勝進出をかけての相手は、佐久地区の1位の中学校でした。この試合も土壇場での逆転をして2-0での勝利でした。1本を大切にする選手たちの集中力がすごかったです。
決勝では、1ペア目は相手に取られ、2ペア目も0-3と追い詰められ、何回もマッチポイントを相手に握られました。しかし、そこから追い上げて4ゲームを連取し4-3で逆転勝ちを収めて1-1で3ペア目に優勝が懸かりました。一進一退を繰り返し、惜しくも3ペア目は破れてしまい、準優勝となりました。
生徒たちは、大会を通してとても多くのことを経験し、学んだなあと思います。やればできるということ。劣勢の時にどう対処していくのか。自分たちには可能性がいっぱいあるということ。
大会を通して得た自信と悔しさを糧に、課題を夏に向けて解決していってほしいと思います。
来週以降も新人戦は続きます。応援よろしくお願いします。
10月25日(金) [校長日記] 上田地域産業展2019
本日、本校の2年生が、「上田地域産業展2019」に参加しました。
これは、上田市商工観光部の皆様からお話をいただき、本校のキャリア教育の一環として、本年度より始めた取り組みです。
産業展の会場には所狭しと、上小管内、東信地区の様々な企業や自治体のブースが並んでいました。様々な企業の特色や企業理念、製品や製作の過程がわかりやすく展示されていました。
私自身も、上田生まれの上田育ちですが、教員という狭い社会に生きてきましたので、こんなに多くの企業が地元に存在し、日本の産業を支えていることを、あまり知りませんでした。
2年生は、キャリア教育として職場体験を経験していますが、働くという意義や意味を体感することはできたものの、ふるさとの産業について知ったり、考えたりする機会はありませんでした。
今回の機会は、様々な職種の方々と触れ合い、働くということに対して考え直すきっかけになったのではないかと思います。そしてそのことが、職業を多面的・多角的にとらえ、自分自身の特性を見つめ、自分の将来について考えていく機会になればいいなあと思います。
産業展のスタッフの皆さんが「しっかり勉強をして、将来、上田市で働きましょう」と生徒に投げかけていました。
ふるさとに育ち、ふるさとで学び、ふるさとで自分の力を発揮する。そして、自分たちの力でふるさとを発展させていく。そんな生き方も素敵だなあと感じました。
10月24日(木) [校長日記] 新人チーム頑張っています!
中体連の新人戦の時期を迎えています。
新人戦は、種目ごとに開催の日が違います。ですから、毎週、土日に様々な種目の新人戦が繰り広げられ、上小大会・東信大会と11月下旬まで続きます。
先週の土日開催の新人戦は、台風の影響や大雨の関係で開催が心配されました。しかし、安全に大会ができるという判断のもと、無事に上小卓球・上小野球・東信サッカーの大会が行われました(サッカーは今後も続きます)。
私は、代理で上小卓球大会1日目(個人戦)の部長を務めさせていただきました。四中の卓球部は、男女で60名を超える大所帯で、個人戦には多くの選手が出場しました。部長という立場でしたが、四中生の活躍に一喜一憂していました。
1年生は、初めての大会に緊張感たっぷりでしたが、勝ち抜く生徒も何人かいました。
2年生は、今までの練習の成果を発揮するとともに、3年生から部活動を引き継いだ四中の顔としての自覚たっぷりの堂々とした姿でした。その成果もあって何人も東信大会に駒を進めることができました。
男子個人戦優勝、女子個人戦3位、男子団体戦優勝、女子団体戦準優勝という見事な結果でした。
新人戦は、夏の本番に向けての挑戦の場です。勝ち抜いた選手、負けてしまった選手がいますが、自分の強みと課題は何なのかをつかむことが成長につながります。そして何かをつかむためには挑戦をしなければならないと思います。
大会の緊張感になかで得たもの、そして挑戦してこそ得たものは、今後きっと子供たちの糧になると思います。
野球部は、上田五中と対戦しました。最後に追い上げを見せましたが、残念ながら敗退してしまいました。今年県優勝した3年生主体のチームも、新人チームに切り替わっての最初の大会で初戦敗退を味わって強くなりました。これからが大事です。
東信柔道大会でも個人戦で見事3位になりました。
また、SBCこども音楽コンクールに参加した合唱部(合唱部は新人チームではなく、3年生も入っての参加です)は、金賞に次ぐ「かんてんぱぱ賞」を受賞しました。素晴らしい歌声を会場に響かせたと顧問の田頭先生から報告を受けました。
様々な場面で、生徒たちが「四中プライド」を輝かせ合い、響かせ合っています。
※今週末には、上小バスケ、東信ソフトテニス、東信剣道、東信サッカーが行われます。
がんばれ四中!! 応援よろしくお願いします。
10月17日(木) [校長日記] 台風の影響
日本列島を直撃した台風19号は、県内・上田市に多くの被害をもたらしました。
四中区の皆さんの中にも、被害を受けたり、不安な思いをされたりしたご家庭が多くあると思います。心よりお見舞いを申し上げます。
四中では、一時、体育館が避難場所として開設されましたが、堤防の決壊等の水の被害を避けるために、避難所は撤収され、近くの上田創造館に避難場所が移されました。
私自身、これほど大きな台風の被害を経験したことがなく、どう対応すべきか判断に困る場面も多々ありました。
私の家は、上田市の国分にあります。土曜の夜に、千曲川が国分で氾濫との情報を受けたのですが、どの場所が氾濫しているのか分からずに、外に出るわけにもいかず、家の2階で状況を見守るだけになってしまいました。そんなことですから、学校の状況もよくわかりませんでした。
日曜日の早朝に学校に登庁すると、古い蛇口が壊れて水が漏れていた、中庭の木の枝が1本折れていた、野球部の仮設のブルペンの支柱が何本かずれてしまっているくらいで、思ったより被害は受けておらずに安心しました。
しかし、その後、学区内にある上田電鉄の鉄橋が落ち、堤防が崩れるという事態となり、避難指示が出されました。幸い、現在まで水の被害や混乱等はなく、生徒や家庭も、皆無事であります。
登下校中は、本校の職員が通学路で見守りをしていますが、地域の自治会の皆様や住民の皆様も同じように見守ってくださっていることに感謝の気持ちでいっぱいです。
この台風を通して、多くのことを学びました。
・避難訓練は水の被害を想定することも大事である。
・千曲川・須川湖等の状況を常に把握しておく必要がある。
・ライフラインが崩れた場合の対応。
・地域との連携をどうとっていくのか。等です。
これは、今まで言葉ではわかっていたものの、実際に被害にあってこそ切実感があり、必要性を強く感じるものだと思います。学校で、家庭で、地域で、今回の教訓を次に生かしていかなければと思います。
※多くの方から安否を確認する連絡や励ましをいただきました。感謝です。
10月11日(金) [校長日記] 授業を見あう研修会
日記の更新がなかなかできませんでした。
四中では、セルリアン祭後も、生徒たちは様々な活動に意欲的に取り組んでいます。先週末から中体連の新人戦も始まりました。これで、11月まで各種目ごとの新人戦が、上小大会、東信大会と続きます。機会があれば、生徒の頑張りを日記に綴りたいと思います。
さて、10月10日より「授業を見あう研修会(学びスタイル週間)」を行っています。これは、教員同士がお互いの授業を自由に参観し、互いの良さを学びあいながら、授業を通して職員間のコミュニケーションを図るために、本校の研究部が企画した取組です。
授業を公開してくれる先生を募ったところ、7名の先生が名乗り出てくれて、授業を公開しています。
今日は、1年3組で担任の関勝利先生が道徳の授業を公開してくれました。
題材は、テレニン晃子さんの生き様について考え合うものでした。晃子さんは、結婚後に赤ちゃんを授かりました。順調に育っていたのですが、妊娠5か月目に医師より「脊髄がん」の告知を受けます。
治療を優先すれば赤ちゃんの命に影響が出るために、医師は、赤ちゃんの命をあきらめるように告げました。晃子さんは自分と赤ちゃんの両方の命を守る選択をし、無事に赤ちゃん、(ゆりあちゃん)を出産します。しかし、病状は回復せずに、ゆりあちゃんが2歳の時に亡くなってしまいます。
死を覚悟した晃子さんは、病気と闘いながら文書や音声で、娘の成長の過程へのアドバイスを残しました。晃子さんの伝言は、ゆりあちゃんの成長の過程での支えとなると共に、本となりました。その本には、「本を読んだすべての人に娘・ゆりあを見守ってほしい」と綴られています。
生徒たちは、終始授業にのめりこんでいました。そして、晃子さんの姿から命の大切さや、人の愛情を学び取っていました。
授業後に、もくもくと感想を記入する姿、時に涙を浮かべている姿を見ると、生徒たちの心が揺さぶられたことがよくわかる道徳の授業でした。心の響いたことは、きっと生きていく上での価値観や教訓、自分の生き方を見つめることにつながっていくのだと思います。
3連休明けにも、いろいろな科目で授業公開がされます。とても楽しみです。
10月 1日(火) [校長日記] 後半戦のスタート!
10月を迎えました。4月より6か月を経過し、いよいよ1年の後半に入ります。
1学期に培ってきたものや課題、先週末に行われたセルリアン祭の大成功を、どうこの後半に生かしていくかが楽しみです。
今朝の職員朝会では、生徒会の引継ぎや授業を見合う会(今後校長日記で紹介します)、新人戦に向けての取組などの確認がありました。
いよいよ実りの秋に向けての後半戦のスタートです。
そんな中、うれしい知らせが三つ届きました。
一つは、地域の方からの報告です。
「南小方面に向けて車を運転中に、ある家の前を通過しようとしたところ、車が車道と歩道にはみ出るような形で、家の前に駐車されていて、通行ができないような状況でした(後ろからも車が来ており、反対車線にも車がつながっていました)。運転席で困っていると、四中の部活帰りと思われる生徒数名が、その様子を見て、そのお宅の玄関の呼び鈴を鳴らし、その様子を中にいる人に伝えて車を移動させてもらいました。その後通行ができ大変助かりました」とのお礼です。
勇気ある行動・素晴らしい心遣いに感謝とのことでした。
二つ目・三つ目は、賞状と感謝状が届いたことです。
「団体・短歌・俳句・中学生の部」の特別賞と、全校生徒によるアルミ缶収拾への感謝状です。俳句、短歌は国語の授業で取組、アルミ缶収拾は「すわがたの家」への交流事業のための資金集めに取組んでいるもので、長年の寄付や交流への感謝を表されたものです。
いずれも、生徒の日常生活の中での取組が、評価され認められたところが嬉しいことです。
良い後半戦のスタートが切れました。