2022年9月 6日(火) 教育課程研究協議会 研修授業(音楽)

9/6(火)に、音楽科の研修授業を行いました。本来であれば、翌日に上小地区の音楽の先生が集まった場での公開となるはずでしたが、新型コロナウイルス感染防止対策のため、この日に授業を行い、録画したものを翌日の研究会でお見せすることになりました。

 

この日は「観賞」の単元で、歌曲「魔王」の中の登場人物の心情をどのように表現しているか、その曲を聴いてとらえる内容でした。生徒は、まずグループで歌詞だけをもとに、グループや個人で朗読劇をつくり、発表しました。

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その後に実際に曲を聴きました。原典のドイツ語と日本語訳の曲を交互に聴き、セリフごとに感じた印象を学習カードに記入した後、それらをまとめて一人一台端末からフォームを使って入力します。

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入力したものは「テキストマイニング」をつかって紹介されました。これを使うと、書かれた語句の多いものが大きく表示されます。意見交換の時間を設けなくても、ある程度の傾向が見えてきます。

普段、なかなか時間をとることが難しい鑑賞の授業ですが、自分たちでも朗読劇という形で「表現」することで、自分なりの考えが形成され、より自分事として音楽を聴こうとする姿勢が生まれていました。また、一台端末で意見集約の時間を短縮することで、音楽を何度も聴く時間を確保でき、生徒たちが音楽に触れる時間を生み出していました。

 

本校では、今後も主体的な学びの構築と、ICT機器を利活用した対話的な学びの実現に向け、日々研究を積み重ねていきます。