2022年10月 4日(火) 木工のプロから学ぶ

長野県の「木造建築担い手育成啓発事業」の一環として、1年生の技術科の授業で、建築業のプロから学ぶ授業「建築大工の匠のワザを、見て感じて学び取って製作の技能を習おう」を行いました。

 

まずは最初に上田建設事務所の方から、建築の仕事やその現状についてのお話をしていただきました。その後、地元の田口建設のお二人方の方から、のこぎりやのみ・かんな等の道具の知識や使い方について教えていただきました。その後、実際に自分たちでも道具をつかって木材の切断や削り等の実習をしました。

 

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生徒たちは、プロの仕事やその技術について熱心に目や耳を向けて食い入るように学んでいました。また、なかなか思ったような仕上がりにならず、時間になるまで何度も何度ものこぎりで木を切っている生徒の姿もありました。なお、ここで使う木材等の材料も、すべて県からの提供です。

 

現在、建築のいろいろな工程では、機械による作業が多くなっているそうですが、生徒たちは、自分たちの手で加工をすることで、プロの仕事の技術の高さを実感したと思います。

本校では、今回のように地域の人財にもご協力をいただき、本物から学びながら、自らも体験し、そこから課題を設定して追究し、確かな力をつけていく「主体的・探究的な学び」を実現することを目指し、実践を重ねていきます。