2022年9月16日(金) 教育実習生の研究授業(理科)

教育実習生が、今日で三週間の実習期間を終えます。最終日に、まとめの研修授業を行いました。

 

「消化の仕組み」という単元で、デンプンがだ液によって分解され、麦芽糖をつくることを実験で確かめる内容でした。前回の授業で、生徒たちがその確認のための実験の方法を考え、今日はデンプンにだ液を加えたものとそうでない溶液をつくり、ヨウ素液やベネジクト溶液を使って、その溶液の色の変化によって確認していきます。

 

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実験が終わったら、その色の変化を確認し、さらにChromebookで写真に撮り、実験結果と共に各グループでまとめます。それは瞬時にグループ間で共有され、自分たちの予想通りであったかを確かめ合いました。

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中には予想や「こうなるはず」という結果とは違ったグループもありましたが、そこから「なぜうまくいかなかったか」を考察することで、逆に実験における手順や準備の大切さを学ぶことができていました。

 

教科書で予習したりインターネット検索したりすれば、「この実験はこういう結果になる」ということは簡単に知ることができます。ただ、それを実際に経験していくことで、自分の中で納得し、確かな根拠のある知識となっていきます。いろいろなツールが生まれてきても、「自分で手と頭を動かす」ことの大切さは変わりません。

本校では、「自分から人や教材に主体的に関わる」ことで、それぞれが力を伸ばしていく授業や活動を創造していきます。