「四中アカデミー」の中で、キャリア学習として地域講師の方をお招きしての講座を開設しています。

2024年1月17日(水) 銀行の仕事を学ぼう!

1/17(水)に、今年度4回目の「仕事を学ぼう」を実施しました。今回は、三井住友銀行上田支店長・独活山(うどやま)様を講師にお迎えし、「銀行の仕事を学ぼう」をテーマに行いました。

 

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独活山さんは、銀行員という仕事や銀行の役割だけでなく、上田市の産業の歴史や今後の社会の変化など、多岐に渡った濃密なお話をしてくださいました。

また、銀行員としてのやりがいや、今の中学生に伝えたいこと等も語ってくださいました。

 

独活山さんには、今後の三年生の金融教育にも講師としてきていただく予定です。

 

2023年11月 2日(木) 大切な思い出となるように ~第3回「仕事を学ぼう」~

11/1(水)に、今年度3回目のキャリア学習講座「仕事を学ぼう」を実施しました。今回は、地元・上田ケーブルビジョン(UCV)の地域情報課・清水望和(みわ)さんを講師にお迎えし、ズバリ「UCVの仕事を学ぼう」でした。

 

清水さんは、自分で取材をするだけでなく、番組の企画や現地での撮影、また画像の編集や番組への出演など、様々な仕事をしているそうです。実際に、今年度の本校の壮行会の様子を放送してくださったときの映像を使って、編集の様子も見せてくださいました。

 

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その後、生徒も撮影や動画編集の体験をさせていただきました。また、最後の質問コーナーでは「自分で『作って良かった』思うのはどんな番組ですか?」との質問に「多くの人に喜んでもらえるだけでなく、たとえ少ない人であっても、その人にとって本当に大切な思い出になるような番組になってくれれば嬉しい」とのお答えでした。

また清水さんは、就職活動をするまではこの仕事に就こうとは思っていなかったとのことで、それでも仕事を続ける中でとてもやりがいのある仕事ができているといったお話もしてくださいました。

 

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講座の終了後も、校長先生を相手に撮影し、自分でコメントを挿入して番組にするなど、興味深く取り組む生徒の姿が印象的でした。

 

2023年10月18日(水) 「音楽療法士」という仕事

今日の放課後四中アカデミーでは、外部講師によるキャリア学習講座「仕事を学ぼう」の今年度2回目を実施しました。今回は「音楽に関わる仕事を学ぼう」をテーマに、長野医療衛生専門学校の音楽療法士学科  高橋和奈枝(かなえ)様を講師にお迎えしました。そして今回の参加生徒は31名と、これまでの最多となりました。

 

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講座の最初に、高橋さんから「音楽療法士っていう仕事を聞いたことがある人はいますか?」という質問には、一人しか手が上がりませんでした。そこで高橋さんから、音楽療法士とは「音楽が体や心に働きかける力を、病気や障がいのある人に目的をもって用いる仕事」であると教えていただきました。

 

その後、参加生徒たちは、高橋さんがわざわざお持ちくださったいろいろな楽器の演奏を体験しながら、その力を実感していました。お話が終わったあとの質疑や感想からは、「音楽で人の心や体を癒やす仕事があることを初めて知った」「音楽療法士は、自分も相手も楽しくする素敵な仕事だと思った」などの声がありました。

 

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講座修了後も、いろいろな楽器を楽しむ生徒の姿があり、とても興味深く学ぼうとする様子が見られました。

次回の「仕事を学ぼう」は、11/1(水)に、「上田ケーブルビジョンの仕事を学ぼう」を予定しています。

 

2023年7月 5日(水) 四中アカデミー「臨床検査技師の仕事を学ぼう」

今日の放課後四中アカデミーで、今年度第1回の「仕事を学ぼう」を開催しました。今回は、今年度より本校に勤務する庁務員の吉池昌三さんを講師とし、「臨床検査技師の仕事を学ぼう」というテーマで行いました。 

 

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吉池さんは、庁務員としてお勤めする前に、長く病院での臨床検査技師として働いていました。その経験から、直接患者さんと関わることは少ないものの、医療における「縁の下の力持ち」としての重要な任務についてお話しくださいました。また、緊急時や災害時など、夜間・休日を問わず検査が必要なときにはすぐにかけつけ、その後の処置や手術に向けた検査をすることもたくさんあったそうです。

お話の後、生徒が「その仕事をやっていて良かったことは何ですか?」と尋ねると、「検査に関わった患者さんが、手術で助かったり、病気が治って退院したりしたという話を聞くと、本当に嬉しく感じた」とのお答えでした。また、その仕事をやめて現職に就いたのは、やはりその激務やご家族と離れた生活で、家族と過ごす時間を優先したかったからとのことでした。

 

本校では、今後も生徒が自身で自分のキャリア形成について考える力をつけるための様々な活動を続けていきます。

 

2023年1月25日(水) 人を助ける仕事を学ぼう!

放課後四中アカデミーで「仕事を学ぼう」を開催しました。今回は、上田中央消防署の花井絢也さんを講師にお招きし、「人を助ける仕事を学ぼう」というテーマでした。

 

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花井さんは本校の卒業生だそうです。お話の中で、消防士の仕事の内容や1日の流れ、24時間勤務→48時間休みの勤務体系、またこれまでの実際の仕事の例などを写真を見せながら説明してくださいました。消防というと、火災や救急での出動だけをイメージしますが、実際には山岳・水難事故や自然災害の救助にも、勤務地の枠を越えて出動することがあるそうです。実際に花井さんは「平成23年東日本大震災」「平成25年御嶽山噴火」などにも出動し、前者では4日テント泊、後者では山小屋に11日間泊など、厳しい条件の中で災害救助にあたったそうです。ただ、そういったときも、不安はあっても普段から一緒に訓練した仲間と共に行動することで、勇気をもって仕事ができたとも話してくださいました。

 

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また参加生徒からの質問の答えの中で、「火災消火の時には、できるだけ短時間・少ない放水で消火して、そのあとの家屋の利用への影響を少なくする」「とてもショックを受けるような事故のときは、その思いを先輩や同僚に話して心を落ち着かせる」「いつまでも前の事故のことを引きずっていると、次の出動に影響するので、すぐに次の現場に向かうことを繰り返し、ある意味で『慣れる』ことも必要」というような話もしてくださいました。

 

ひとまず今年度の「仕事を学ぼう」はこれで最終ですが、これからも四中では、生徒自らが自分のキャリアをデザインすることを支援していきます。

 

2022年11月16日(水) 「プログラミングの仕事を学ぼう」

今年度3回目の「仕事を学ぼう」は、地元企業のエプソンアヴァシス上田営業所より的場優作さんを講師にお招きし、「プログラミングの仕事を学ぼう」のテーマで実施しました。このテーマには興味を持っている生徒が多いからか、リモートでの出席を含め、19名が参加しました。

 

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的場さんは、AndroidOSのアプリ開発の仕事をなさっています。実際に開発された商品もその場で見せていただきました。中学生からの質問では「この仕事は楽しいですか?」というものがありましたが、「仕事は大変。だけど、どんなことも楽しんだもの勝ち。楽しんでいる人には絶対にかなわない」との答えでした。また「プログラミングの仕事に就くには、どんな高校に行ったらいいですか?」との質問には「今すでにはっきりした意志があるなら工業系だけど、何も最短距離で行く必要はないから、普通科でもどこでもいい」とお答えでした。

 

他にも「中学で必要なことは『学習を習慣化する』こと。学校を卒業してからも勉強はつづく」といった言葉も印象に残りました。また、時間が終わっても生徒が熱心に質問したり、感想を書いたりする姿もありました。

 

本校ではこれからも、地域の方から広く学び、自分の力で自分のキャリアを創り上げる生徒を育てるため、様々な取組を続けていきます。

 

2022年7月 6日(水) 日本の文化。着物!

 昨日の四中アカデミー内で、「仕事を学ぼう」講座⑥として、「着物を知ろう」を開催しました。

 講師は、本校生徒の保護者でもある、北村まり子様でした。

 

 北村さんは、着物を縫う和裁の仕事をしておられます。

 ずっと好きであった着物を職業に選ぶために専門学校で学び、それ以降もずーっと着物に携わる仕事をしてこられています。

 子育てがあって、少しブランクがあっても、再び着物について学び直し、今までに何百着もの着物を縫われている方で、後進への指導もされています。

 

 今回の講座にもご自身が縫われた何着もの着物や帯を生徒たちに紹介をしていただきました。

 日本の伝統文化である着物の魅力や、人々の暮らしとのかかわりについて話をされる中で、現在は着物を着る機会も減り、日本の文化が廃れていってしまうのではないかという危機感をもたれているようでした。

 そして、これからグローバルな世界で活躍していく生徒たちに向けて、日本の文化を大事にとらえ、その良さを知ったうえで活躍をしてほしいとのメッセージをいただきました。

 

 「不易流行」と言われます。

 今回は、「不易」なるものとして、忘れてはいけない、後世にも伝えていかなければならないことに触れることができた講座となりました。

 

 未来を生きる生徒たちにとっては、その不易なるものを、その時代に合わせて進化発展させていくことが求められていると思います。

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2022年6月 8日(水) 生き方を見つめる

 本日の四中アカデミー内では、年に何回か開講する「仕事を学ぼう」講座が開催されました。

 

 本日の講師は、上田市商工観光部地域雇用促進課の石川様で、内容は「公務員の仕事について」でした。

 

 この講座は、昨年度から数えて5回目の開講で、本年度初めて実施しました。(第4回は、昨年の校長日記12月15日~英語を活用した仕事を学ぼう!~をご覧ください)

 

 参加する生徒は、四中アカデミー同様に自由参加で、自分の意志で参加します。

 

 いろいろな職業に就く方から、その仕事の内容ややりがいを聞いたり、人生の先輩としてどのように職業を選択したりしたのかの実体験をお聞きできることは、生徒たち自身が、自分の人生の主人公として「自分の生き方を見つめる」上でとても大事なことです。まさしくキャリア教育の本質だと思います。

 

 そして、そこに自らの意思で参加することこそ、自分の人生を設計するうえで、とても重要な一歩となると思います。

 今日の講座では、石川さんの経歴や上田市役所での仕事内容の説明にあと、生徒が「公務員のやりがいとは何ですか?」という質問をしました。

 

 それに対し石川さんは、「公務員は、成果を上げて給料を増やすということより、いろんな人のために働くことがやりがいである」と答えられました。

 そして、様々な職種を選ぶときには、自分のやりたいことは何なのかを十分考えた上で決めていくこと。可能性を伸ばすためには、今できる勉強をしっかり頑張って欲しいとの話もされました。

 

 学校では、教職員以外の大人との触れ合いはほとんどありません。この「仕事を学ぼう」講座は、キャリア教育と共に、様々な大人の価値観に触れる機会にもなっています。

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2021年12月15日(水) 英語を活用した仕事を学ぼう!

 水曜日の放課後の「四中アカデミー」の時間に、「自学の時間」と共に「仕事を学ぼう講座」を開設しています。

 

 今日は4回目の「仕事を学ぼう~英語を活用した仕事を学ぼう~」を開設しました。

 

 講師には、長野計器株式会社 車載センサ統括部 車載センサ営業部 

 営業業務課 係長の石井千秋様をお迎えしました。

 

 お仕事の内容は、海外の会社と協力し、その中でいろんな国の人の意見をまとめたり、調整をしたりするため、英語をフル活用されているそうです。

 

 参加者は自由参加でしたので各学年から12名の生徒が集まりました。皆、英語に興味を抱いていたり、将来は英語を使った仕事に就きたかったりする生徒たちでした。

 中には、将来、英語圏への留学を希望していて、カナダへの留学経験のある石井さんから話を聞きたいと希望している生徒もいました。

 

 英語が好きで好きでたまらなかった石井さんは、中学生の頃に英語に係わる職業に就きたいと考え始めたそうです。周囲の人からは、反対意見もあったそうですが、英語を学び続け、英語に係わる仕事に挑戦し続ける中で、人とのつながりができ、英語力が生かせる今の仕事に就かれたそうです。

 

 「人と人をつなぐ仕事」×「英語の世界」=「幸せ」であると笑顔で生徒に語りかけてくださいました。

 

 そして自分が中学生であったら「あきらめることはない!道はいろいろある」と改めて言いたいと、過去の自分や四中生に対してメッセージくださいました。

 あきらめることなく挑戦し続けた石井さんの説得力のある言葉でした。

 

 生徒たちからも様々な質問が出て、双方向に意見交換のある講座となりました。

 夢に向かって挑戦し続ける石井さんと、これから大きな夢を抱いていこうとする生徒たちで創り上げたこの1時間の講座は、素晴らしいキャリア教育の場となりました。

 

 次回(第5回)の講師は、どの道に挑戦されている方になるのか楽しみです。

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2021年10月21日(木) 放課後四中アカデミー「仕事を学ぼう」

10/20(水)に、キャリア学習として、今年度2回目の「仕事を学ぼう」を実施しました。

 

 この「仕事を学ぼう」は、地域で働く方のお話をお聞きし、生徒が自分の将来を自分事として(=主人公として)考えることで、仕事について考えを深め、自分の夢の実現に向けて主体的に取り組むための一つの機会として実施しています。

 

 今回は、本校学区内の上田市小牧にある「手作りケーキの店 Tarte」のオーナー、水科剛さんを講師としてお迎えし、希望生徒14名の参加で行いました。

 

 水科さんは、地元・上田市の出身で、一度は一般企業に就職後、東京・青山にあるスイーツ店に勤務し、その後独立して上田市にお店を開き、3年前に現在のお店に移転しました。水科さんは、パティシエを目指すようになったきっかけや その後のいきさつ、店名「Tarte(タルト)」に込められた思い、また実際のお仕事の様子等、1時間ほどお話をしてくださいました。また、学生時代は野球やサッカー等のスポーツに一生懸命で、今の仕事に就くことは全く考えていなかったとのことでした。

 

 参加生徒は熱心にメモをとりながら、真剣な様子で話に耳を傾けていました。またその後の質問コーナーでは「この仕事のやりがいはどんなことですか」「一人前のパティシエになるにはどれぐらいの年月が必要ですか」等の質問が出されました。

 

 最後には、水科さんからのサプライズプレゼントがあり、真剣だった生徒も思わず顔をほころばせていました(それが何だったかはここでは秘密にしておきます)。その後にも、個人的に質問する姿もあり、生徒たちは、実際にパティシエや食に関わる仕事に就こうとしているかどうかに関わらず、自分の夢の見つけ方や叶え方、やりがいのある仕事をするための努力の仕方などを学ぶことができたと思います。

 

 本校では、これからも「『もの・ひと・こと』に主体的に関わる生徒」が育つことを目指し、様々な活動に挑戦していきます。(最後の右下の写真は、同時に実施している自主学習の様子です。立ってアドバイスしているのは、ボランティアの長野大学生です)

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